2021 Fiscal Year Research-status Report
Detecting the risk of smartphone addiction with the Implicit Association Test
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21K02961
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
佐藤 広英 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (00598691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原 純一郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (30322241)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | スマートフォン依存 / 潜在連合テスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,潜在連合テスト(Implicit Association Test;IAT)を用いてスマートフォン依存傾向の評価ができるかどうかを検証すると共に,スマートフォン依存リスクの高い者を検出するための客観的基準を検討することを目指すものである。 2021年度は,IATによるスマートフォン依存傾向の評価に関する1つの実験(研究1)を行った。先行研究のレビューの結果,IATによる依存傾向の評価にはいくつかの方法があることが確認されたが,その中から,依存対象に対する潜在的態度(Liking),依存対象と自己概念との連合(Identity)の測定に着目した。大学生48名を対象とし,2種類のIATを実施すると共に,スマートフォン依存に関する自己報告による顕在指標に回答を求めた。その結果,依存対象と自己概念との連合を測定するIdentity-IATの得点と,スマートフォン依存の顕在指標との間に有意な関連が確認された。以上の結果から,Identity-IATを用いることで,スマートフォン依存傾向の評価がある程度可能であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度は当初計画通りの研究を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度はスマートフォン依存傾向の評価を行う研究を行ったが,先行研究のレビューにおいて新たなIATによる依存傾向の評価方法が確認された。そのため,スマートフォン依存傾向の評価を行う研究を次年度に一つ追加して実施する予定である。そして,スマートフォン依存傾向の評価が可能なIATを用いて,大規模サンプルを対象としたウェブ実験を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため研究分担者との打ち合わせを行わなかったこと,学会がオンライン開催であったことから次年度使用額が生じた。翌年度の研究分担者との打ち合わせや学会参加のための旅費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)