2022 Fiscal Year Research-status Report
Detecting the risk of smartphone addiction with the Implicit Association Test
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21K02961
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
佐藤 広英 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (00598691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原 純一郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (30322241)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | スマートフォン依存 / 潜在連合テスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,潜在連合テスト(Implicit Association Test;IAT)を用いてスマートフォン依存傾向の評価ができるかどうかを検証すると共に,スマートフォン依存リスクの高い者を検出するための客観的基準を検討することを目指すものである。
2022年度は,IATによるスマートフォン依存傾向の評価に関する2つの実験(研究2,研究3)を行った。研究2では,記憶などの個人的な態度以外の要素の影響を取り除いてLikingの程度を測定するPersonalized IATと,依存対象を無意識的に渇望する状態であるWantingを測定するWanting IATを用いてスマートフォン依存傾向の評価を行った。その結果,いずれのIATでもスマートフォン依存傾向の顕在指標を反映しないことが示された。 研究3では,一般サンプルを対象とし,研究1においてスマートフォン依存傾向の程度を反映すると想定されたIdentity IATによるスマートフォン依存傾向の評価と自己報告による顕在指標との関連を検討した。20~59歳の参加者1000名に対し,ウェブ上で実験を行った。その結果,IATによる評価は,一般サンプルのスマートフォン依存傾向の程度を反映しなかったものの,依存に関連するコンテンツを利用する若年層のみを分析対象とした場合,スマートフォン依存傾向の程度と関連がみられることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は当初計画通りの研究に加えて,前年度研究の追加実験を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,研究対象を若年層のみに限定し,スマートフォン依存リスクのカットポイントを検討するた研究を行う予定である。また,依存対象となるコンテンツの利用有無が結果に影響することから,コンテンツを限定する必要性についても検討する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため研究分担者との打ち合わせを行わなかったこと,学会がオンライン開催であったことから次年度使用額が生じた。翌年度の研究分担者との打ち合わせや学会参加のための旅費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)