2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a psycho-education program for relatives of people with mental health problems
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21K03051
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Research Institution | Atomi University |
Principal Investigator |
酒井 佳永 跡見学園女子大学, 心理学部, 教授 (60349008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 恵子 東京福祉大学, 心理学部, 講師 (50383138)
横山 恵子 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (80320670)
蔭山 正子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80646464)
前田 直 杏林大学, 保健学部, 助教 (80723494) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 家族心理教育 / 統合失調症 / 双極性障害 / 家族学習会 / ピアサポート / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、家族同士のピアサポートを活用した家族心理教育プログラムである「家族による家族学習会」配偶者版をオンラインで実施し、参加者にインタビュー調査およびプログラム参加前後のアンケート調査を実施した。 インタビュー調査については、オンラインにおいて実施する、集団家族心理教育プログラムである「家族による家族学習会」が、精神疾患患者の配偶者の立場にある「参加者」、そして学習会の進行を担当する「担当者」を対象に、参加者および参加者が、プログラムへの参加を通してエンパワメントされ、変化をしていくプロセスについて、対面で行われる家族学習会との差異や利点、オンラインでプログラムを実施するうえでの留意事項にも触れながら、質的に分析を行っている。アンケート調査については、いまだ解析に耐えうる対象者数となっていないため、今後も対象者を増やす予定である。 また双極性障害を患う患者と同居している家族が、患者の不調に気づいたとき、治療を開始する前、治療を開始しした後に、どのような情報をどのような手段で得ていたのか、またのような支援を必要としていたのか、各段階において必要な支援等についてインタビュー調査を行った。現在、得られたインタビューデータについて分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究協力者のリクルートが予測よりも難航しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は引き続きオンライン家族同士のピアサポートを活用した家族心理教育プログラムである「家族による家族学習会」配偶者版をオンラインで実施し、参加者にインタビュー調査およびプログラム参加前後のアンケート調査を実施する予定である。 また昨年度までの調査結果、および、精神疾患を有する人の親、配偶者、子どもの当事者と支援者を対象としたフォーカスグループインタビューを行い、オンラインで提供できる心理教育のコンテンツの作成を進める予定である。
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Causes of Carryover |
今年度はオンラインで提供する家族心理教育プログラムの作成に向けてデータの収集とその分析を主に行っていたため、オンラインで提供する家族心理教育プログラムの作成にかかる費用が未使用となった。 次年度については、フォーカスグループ実施にかかる協力者への謝金、会議費、旅費、ホームページ作成費などで、今年度未使用であった分も使用する計画となっている。
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Research Products
(2 results)