2023 Fiscal Year Research-status Report
絡み目に関わる代数系の整理と絡み目不変量の再定式化
Project/Area Number |
21K03233
|
Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
大城 佳奈子 上智大学, 理工学部, 准教授 (90609091)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 中断 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は育児休業で科研費の使用を中断したため, 科研費を用いた研究活動は一切行っていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度は育児休業のために科研費の使用を中断した。 そのため, 研究活動ができず, 当初の研究計画より遅れてしまっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
科研費の使用を2023年2月~2024年3月の期間, 育児休業のために中断した。そのため, 研究活動が出来ず, 当初の予定より遅れてしまっている。使用期限を1年延長することで, 何とか遅れを取り戻して目標達成のために研究を進めて行きたい。 「絡み目に関わる様々な代数系において, それらから得られる絡み目不変量間の類似性,相違性は何か, 不変量としての強さにどのような関係があるか。」という問題について2022年度に引き続いて考える。 具体的には, 絡み目図式の領域彩色に対応する代数系KTTQGと辺彩色に対応する代数系(カンドル, バイカンドル), または絡み目図式の辺彩色と辺彩色に依存する領域彩色の両方に対応する代数系(シャドウカンドル、シャドウバイカンドル)の関係性, それらから得られる不変量の類似性, 相違性について明らかにしたい。また, 既存不変量がカンドル等の代数系を用いて一般化され, より強力な不変量を与える可能性があることに注目し, 様々な代数系を用いた既存絡み目不変量の再定式化や計算の単純化についても考えていく。 絡み目に関わる代数系やそれらから得られる不変量を整理することで, 様々な絡み目不変量間の関連性を適切に把握でき, 絡み目の諸性質研究への能率的な適用も期待される。既存不変量の再定式化は, 計算の単純化, 一般化による更なる強力な不変量の構成, その応用に繋がると期待されるが, 代数系を整理した上で行うことで, 既存不変量を再定式化するためのより有効な代数系を適切に把握できる。 本研究ではコンピューター計算を必要とするため、高い計算機能を備えたコンピューターを購入し, 研究を進めて行く予定である。
|
Causes of Carryover |
2023年度は育児休業のため科研費の使用を中断した。 そのため2022年度からの戻入額を2024年度に使用する。 研究にコンピューター計算多く必要とするため, 高い計算機能を備えたコンピューターを購入し, 研究を進めて行く予定である。
|