2022 Fiscal Year Research-status Report
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21K03265
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
岡田 靖則 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (60224028)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | coupling方程式 / 代数解析 / 対角埋め込み法 / 局所凸空間 |
Outline of Annual Research Achievements |
coupling 方程式の代数解析に関しては、形式解を与えるためのフィルターに関する考察を進めているが、大きな進展は見られなかった。 関連する局所凸空間とその連続線形写像に関しては、ユークリッド空間の一般化平均値作用素の研究を高階導関数に拡張し、また連続準同型の問題を拡張した形で示すことができた。また連続線形写像の応用として周期性をもつ境界値問題の代数解析的研究を行い超関数解を考察した。 以上に関連して、京大数理研の研究集会や日本数学会年会での成果発表を行い、また日大での研究集会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対角埋め込み法に関する部分の研究があまり進んでいない。 やや遅れていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
coupling 方程式の形式解の表現の考察とフィルターの考察をさらに進め、また対角埋め込み法をより一般的な枠組みに持ち上げたい。 コロナ禍で滞っていた出張等が徐々にしやすくなってきたので、資料収集の他、研究集会およびセミナーへの参加、研究連絡を進めていく。
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Causes of Carryover |
外国出張および国内出張での成果発表を考えていたが、コロナ禍の影響は想定より大きく、外国出張は行なわず、また国内出張もそれほど多くなかった。 ひきつづき資料収集を行うとともに、外国を含めた出張による研究連絡、成果発表を増やしていきたい。
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