2021 Fiscal Year Research-status Report
ヒッグスファクトリー時代の精密測定に向けたフロントエンド回路の研究
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21K03601
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
房安 貴弘 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (70399210)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | TPC / ASIC / ピクセル |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究は、ヒッグスファクトリーの飛跡検出器の高精度化を目指し、フロントエンド回路の高密度実装化および低消費電力化を目的としている。初年度は回路方式の策定を行った。特に、2信号セパレーションや低消費電力ADCなど、共通する課題を抱えるダークマター探索実験のピクセルTPC読み出しの研究者ら、及びASIC開発の専門家らと連携し、回路設計方針を決定した。また、次年度にASIC試作を行うことを決めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画どおり2年目にASIC試作を行う予定で進捗しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
予定どおり2年目にASIC試作を行い、測定評価を実施する。
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Causes of Carryover |
次年度に実施するASIC試作および評価基板の制作は、当初予定より上回る費用となることが予想されたため、初年度の一部予算を次年度に回し、そのかわり初年度に購入する予定であった設計ソフトウェアは別の経費(大学の一般運営費)から賄った。
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