2022 Fiscal Year Research-status Report
ヒッグスファクトリー時代の精密測定に向けたフロントエンド回路の研究
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21K03601
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
房安 貴弘 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (70399210)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ILC / TPC / ASIC |
Outline of Annual Research Achievements |
省電力・多チャンネルかつ高分解能が可能なTPC用ASICの研究を行った。広く有用なASIC開発とするため、暗黒物質探索実験を計画している神戸大学およびASIC開発ノウハウを持つ高エネルギー加速器研究機構とともに、開発を実施した。R4年度は、8x8=64chのピクセル数を持つプロトタイプASICの施策を実施した。各ピクセルはサイズ155umx155umであり、ADC(2.5Msps)の連続読み出しができ、時間情報(ToF 16bit および ToT 10bit) を4ヒット分ストアできるため、2-hit separation も可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初回のASIC試作に成功しており、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
初回試作ASICの測定評価を通して、最終年度となるR5年度により完成度の高い2回目の試作および評価実施することを計画している。
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Causes of Carryover |
物価高騰を踏まえ、R4年度に試作費交渉等により費用削減をし、R5年度に測定評価に必要な予算を確保した。
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Research Products
(1 results)