ディジタル電力伝送システムにおける分散電源間協調による適応的集中分散切替給電

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K04071
• Research Institution: Kyoto University of Advanced Science
• Principal Investigator: 高橋 亮 京都先端科学大学, 工学部, 准教授 (00455354)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: エネルギーマネージメントシステム / 電力ルーティング

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、各電力ルータや電源、負荷に、状態計測のためのセンサを設置し、センサネットワークにより時々刻々変動する電源負荷の状態に適応して電力を全体に分散もしくは集中させる電力パケット生成および伝送方法の検討を行う。
本年度は、システムの数理モデルの検討を行い、そのモデルの妥当性の検証を進めた。特に、これまで研究を進めてきた、システム全体をサブシステムに分けて電力の分散管理を行う簡易な分散制御方式による電力需給制御システムの数理モデルをベースに、さらに回路特性と取り入れたモデルの検討を進めた。また同時に、より柔軟にシステムの状況を把握し適切に制御を行うためのアルゴリズムの調査および検討を進めた。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナ感染拡大への対策などを踏まえた教育および研究環境の構築に対して、当初の予定よりも多くの時間を割く必要が生じたため。

Strategy for Future Research Activity

当初の研究計画に沿って研究を推進する。

Causes of Carryover

新型コロナ感染拡大防止のための出張の自粛や研究環境構築の遅れ等により研究推進に遅れが生じてしまったために次年度使用額が生じた。
改めて当初の研究計画に沿って使用する。