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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Analysis of the impact of COVID-19 on tourism supply and demand by travel and Lodging survey

Research Project

Project/Area Number 21K04300
Research InstitutionTokyo University of Marine Science and Technology

Principal Investigator

兵藤 哲朗  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (40218748)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords宿泊旅行統計 / コロナ禍 / インバウンド / 観光交通
Outline of Annual Research Achievements

コロナ禍の収集が研究開始時の想定より遅くなったため,回復後の分析に時間を要した.しかし,宿泊旅行統計について2023年7月までの個票データを入手することができたため,ある程度の回復過程を分析することはできた.2023年7月と,2019年7月のコロナ禍前後の比較分析を行ったところ,日本人旅行者については8割程度の回復であることが確認できた.インバウンド客については,福島原発処理水の問題で中国客の回復はまだ半分以下であったが,円安の影響により,アメリカ客が2019年以上に伸びていることが分かった.また宿泊場所の緯度経度から国別の重心位置を求めたところ,コロナ禍以前は韓国・台湾・香港などの主要国は西方に移動する傾向があったのに対し,2023年7月の重心位置は著しく東方に移動したことが分かった.これは九州・沖縄から,関東・東北への宿泊客の構造的な変化によるものと思われる.さらに,国籍別の宿泊者数増減比を目的変数とする重回帰分析を試みたところ,主要国でビジネスホテルの推定パラメータ値が正でかつ統計的に有意であった.このことから,2023年夏のインバウンド客は4年前に比べてビジネスホテルを志向していることが想像される.
宿泊旅行統計については,2024年3月までの個票が得られることは観光庁に確認済みである.取得次第,データ数の安定する2010年4月から2024年3月までの14*12=168ヶ月を対象期間とする追加分析を行うことを予定している.それにより,14年間の長期をターゲットとした時系列分析も可能となる.

URL: 

Published: 2024-12-25  

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