2023 Fiscal Year Research-status Report
Architectural dating study of medieval houses
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21K04451
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| Research Institution | Yamagata University |
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Principal Investigator |
中尾 七重 山形大学, 理学部, 研究員 (90409368)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
箱崎 真隆 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (30634414)
坂本 稔 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60270401)
青柳 由佳 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (60713724) [Withdrawn]
門叶 冬樹 山形大学, 理学部, 教授 (80323161)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 民家 / 放射性炭素年代測定 / 部材年代 / 建築年代 / 江戸幕府 / 九間型 / 民家編年 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、調査と研究発表を行った。
重文坪川家住宅・重文相木家住宅・おさごえ民家園（福井県）では、見学・写真撮影・聞き取り調査を行い、福井県に分布する平入摂丹型と妻入広間型の平面形式の相違を調査した。気仙大工左官伝承館・大肝煎吉田家住宅（岩手県）では、見学・写真撮影・聞き取り調査を行い気仙大工の技法を調査した。重文旧山口家住宅・登録文化財筒井家住宅（大阪府）では、写真撮影・聞き取り調査・放射性炭素年代調査を行った。重文小川家住宅・知恩院（京都府）では、見学を行い、住宅建築の意匠技法を調査した。重文今西家住宅・重文豊田家住宅（奈良県）では、見学・写真撮影・聞き取り調査を行い、近畿町家の架構と意匠技法を調査した。会津村古民家園（福島県）では、見学・写真撮影を行い、平入摂丹型と妻入広間型の平面形式の相違を調査した。日新館・弘道館（福島県）では、見学・写真撮影を行い、武家屋敷の平面形式を調査した。重文旧増田家住宅・知覧麓武家屋敷（鹿児島県）では、見学・写真撮影を行い、分棟型民家の平面形式と軸部架構を調査した。
研究発表は、2023.6/原町庄司分家住宅の年代調査－仙台町家の研究－/日本建築学会東北支部研、2023.6/和人地の民家と幕領支配－北海道南部和人地における民家研究 その３－/日本建築学会北海道支部研、2023.7/合掌造りのハガイ・ハネガイについて/日本建築学会北陸支部研、2023.9/民家の14Ｃ年代研究/日本建築学会大会パネルディスカッション民家研究の新視点、2023.9/登録文化財筒井家住宅主屋の建築年代/日本建築学会大会、2023.10/測定 と 調査－14C 年代測定と古建築年代調査について－/日本文化財科学会大会、2024.2/犬山城と金山越/日本建築学会東海支部研、2024.3/ひたちなか市指定旧會澤家住宅の年代調査と民家形式/日建築学会関東支部研、2024.3/ 古民家・古建築のオトシコミについて/日本建築学会九州支部研を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学会発表で8本の研究報告を行うなど、順調に推移した。但し、2023年度に追加調査を予定していた重文箱木家住宅（兵庫県神戸市）・重文古井家住宅（兵庫県姫路市）は、2023年に文化庁の指導のもと神戸市教育委員会・姫路市教育委員会が放射性炭素年代測定・調査を行っており、科研研究の調査許可が得られなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
2024年度中に、重要文化財箱木家住宅・重要文化財古井家住宅の年代調査結果を含む調査報告書が、神戸市教育委員会・姫路市教育員会により発刊される予定である。そこに掲載された箱木家住宅・古井家住宅の年代データを検討し、本研究の調査データと合わせて、本研究「中世民家の年代研究」の考察を行う。
2024年度に研究成果の発表を予定している。2024.6/仙台藩領の前常居型・後常居型民家について/日本建築学会東北支部研、2024.6/曽根家住宅（栗原市志波姫）における気仙大工の技法/日本建築学会東北支部研、2024.8/前座敷三室間取型の再検討/日本建築学会大会 である。
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| Causes of Carryover |
2023年度に予定していた追加調査を次年度に行うため、研究費を繰越し、次年度に研究を行う。
重要文化財箱木家住宅・重要文化財古井家の年代調査報告書（神戸市教育委員会・姫路市教育委員会編）の刊行を待って、掲載データの検討を行い、追加調査を行う。そのための諸費用（14C年代調査、旅費交通費、資料費）に使用する。
また、日本建築学会大会および各支部研究報告会、日本文化財科学会での研究発表を行うための諸費用（発表登録費、旅費交通費）に使用する。
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Research Products
(8 results)
