2022 Fiscal Year Research-status Report
Expanding the measurement range with phase super-sensitivity by NOON state interferometer
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21K04936
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
堀 泰明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (50443221)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 光子数もつれ / 自発的パラメトリック下方変換 / 直角位相干渉法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で必要となる量子もつれ光源の開発に取り組んだ。非線形光学結晶(BBO Type1)に紫外線半導体レーザを入射し、自発的パラメトリック下方変換(SPDC)による光子対の発生を試みた。フィルタによる波長弁別とアバランシェ検出器によるフォトンカウントを行い、SPDCによる光子対発生の確認に成功した。続いて光子対の重ね合わせによる量子もつれ状態の生成を試みたところ、量子もつれ光源光学系の光路長制御が追加で必要であることが分かった。そこで、SLD(λc=675 nm, Δλ=9.8 nm)を紫外線半導体レーザと同軸に導入し、低コヒーレンス干渉によって光学系の光路差を一致させて調整する手順の構築に取り組んだ。その際、光学系に時間遅延機構が追加で必要となるため、それに基づく再設計を実施した。 本研究の比較対象となる古典光の直角位相干渉計について、その精度評価や誤差要因の低減に関する研究について雑誌論文1本を発行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
再設計とそれに伴う物品調達を実施中であるが、世界的な供給網の停滞から光学素子や信号ケーブル類の納品に時間を要する状況にあり、想定していた進捗に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは光路長調整機構を追加した量子もつれ光源の開発を進める。納品が完了し次第、実験に取り組む予定である。その後、量子もつれ光源を変位干渉計に導入し、干渉信号のノイズ低減効果を調べる。
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Causes of Carryover |
研究進捗が遅れていることから、計画していた予算使用に至らなかった。今年度において研究目的を達成すべく、計画的に使用していく。
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Research Products
(1 results)