2022 Fiscal Year Research-status Report
PCや複雑な回路を使用しない圧電性繊維を用いたsmart sensing
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21K05188
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| Research Institution | Kansai University |
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Principal Investigator |
田實 佳郎 関西大学, システム理工学部, 教授 (00282236)
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2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 圧電性 / 組紐 / 回路 / センサ / ミシン縫い |
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| Outline of Annual Research Achievements |
この研究では、Covid-19の影響下でセンシング回路の改善に向けた研究を行った。必要な半導体の調達に直面した際には、在庫の管理や手配に時間がかかることが調達の遅延につながったため、臨機応変な進行を通じて大きな目標を達成することを目指し、相違工夫を行った。このように、センシング回路に必要な半導体の到着を待たずに研究を進めることで、目標達成に成功した。
特に大きな成果は、以下のとおりである。圧電組紐の工業生産が困難な課題に着目し、ミシン縫い技術を活用した圧電組紐の開発にも取り組んだ。従来の圧電組紐は手刺繍により実験用センサを作成していたため、社会実装のめどが立たなかったが、ミシン縫い技術を用いることで太さの異なる組紐でも製造が可能となり、社会実装の可能性を追求することができた。この圧電組紐の開発は、本年度の特筆すべき成果となった。
以上のように、本研究ではCovid-19の影響下であっても、センシング回路と圧電組紐の開発についてほぼ目標通りの成果をあげることができた。半導体の調達に直面した問題に対しては臨機応変な進行を行い、相違工夫をすることで目標達成を可能にした。また、圧電組紐の開発においては、従来の手刺繍による方法では社会実装が困難であった問題点に着目し、ミシン縫い技術を活用した新たな手法を採用することで、圧電組紐の工業生産化の手法の確立に成功した。
次年度にむけては、更なる裁縫技術の最適化を追求することで、より高度なセンシング可能なシステムの構築を目指していく．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の研究計画では、半導体の調達がスムーズに進むことが想定されていたが、予想外の需要増加により不足が生じ、回路の製作が遅れてしまった。また、センサのミシン縫いには特殊な針が必要であり、工業針の不足により中断を余儀なくされたが、多くの方々の協力により現在では半導体の不足も解消されつつあり、特殊針の手配も進んでいる。その結果、次年度には目途が立つ見込みである。
今後の研究では、計画の無駄を省き、進捗を加速する予定である。また、半導体の調達や特殊針の手配など、課題が発生した場合には迅速な対応を図り、研究の遅れを最小限に抑えるように取り組んでいく。以上のように、今後も着実に研究を進め、成果を上げることを目指す。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度の方針は以下のとおりである．
課題が発生した場合には、迅速な対応を図り、研究の遅れを最小限に抑える。
特に半導体の調達や特殊針の手配など、課題が発生した場合には、経験を活かし迅速に対処する。最終年度を意識し，研究成果を積極的に報告共有し、他の研究者との交流を進めることで、成果を加速度的に上げる。
当初の研究計画では、半導体の調達がスムーズに進むことが想定されていたが、予想外の需要増加により不足が生じ、回路の製作が遅れてしまった。またセンサのミシン縫いには特殊な針が必要であり、工業針の不足により中断を余儀なくされたが、現在では半導体の不足も解消されつつあり、特殊針の手配も進んでいるため、次年度には目途が立つ見込みであることから計画通りに進捗を予定している。
以上のように、次年度からは更なる裁縫技術の最適化を進め、研究の遅れを最小限に抑えながら、着実に研究を進め、より高度なセンシング可能なシステムの構築を目指す。
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| Causes of Carryover |
COVIDにおける半導体不足のために研究遂行の順序を変えて効率よく遂行するため．
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