2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the effect of extracellular stearic acid on intracellular transport
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21K05427
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
厚味 厳一 帝京大学, 薬学部, 教授 (70276608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 賢一 帝京大学, 薬学部, 助教 (00707458)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 脂肪酸 / ステアリン酸 / 脂肪細胞 / 細胞内輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
トランス型の脂肪酸が細胞機能に与える影響を解析する中で、飽和脂肪酸のステアリン酸がタンパク質の細胞内輸送に影響を与えることを示唆する結果が得られた。細胞外のオレイン酸がタンパク質の細胞内輸送に影響を与えることも示唆する結果が得られた。これらの結果から、血液中での脂肪酸バランスの乱れが細胞内小胞輸送の乱れにつながり、細胞機能を変化させると考えた。 以上は、GLUT4 を含んだ小胞に関する検討であるが、膜移行するタンパク質のAKTを発現させて、その移動を観察した。インスリンの刺激に伴う膜移行を可視化することはできたが、定量化ができていないため、その方法の開発が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
カリキュラム変更に伴う教務の業務が増大しており、研究に割くことが出来る時間が大幅に短くなっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞外脂質の変化による、細胞内小胞の膜脂質の変化を検出するために、細胞内小胞の調整法を検討している。また、細胞内でのAKTの動きを見るために、活性をなくしたAKTの作成なども終えているため、インスリン刺激による細胞内の動きの違いなどを調べる。
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Causes of Carryover |
教務の業務が多くなったために、研究が十分に遂行できなかったため、助成金は使用できなかった。次年度は、新たなカリキュラムの開始されたため、研究の遂行に問題は少ないと考え、余剰分を翌年度に使用する。
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