2022 Fiscal Year Research-status Report
Regeneration of cemetery with woodland burial as green infrastructure
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21K05646
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
上田 裕文 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (30552343)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 樹木葬 / 墓地 / 都市計画 / 小子高齢化社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的(1) 「墓地の多様化と墓地問題の両者に対応する、墓園再整備事例の抽出」に対応して、北海道ない179自治体に対するアンケート調査を実施し77自治体から回答を得た。その結果、無縁墳墓の問題の進行、合葬墓造成の機運の高まりを確認することができた。 また、研究目的(2) 「遺骨問題と『自然に還る』葬送ニーズに対応する自然葬としての樹木葬墓地の形態抽出」と研究目的(3)「住民参加などを取り入れた、都市のオープンスペースとしての墓園計画の策定プロセス」に対応して、自治体が実施した過去の住民アンケート結果のサーヴェイを行うとともに、住民団体などへのヒアリング調査を実施した。 5つの政令指定都市の住民アンケート結果より、合葬墓へのニーズの高まりや、樹木葬墓地への関心の高まりを読み取ることができた。ヒアリングからは、近年の墓地埋葬に関する市民の不安や「終活」の実情に関する情報を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画と実施順序の変更はあるが、概ね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的(3)「住民参加などを取り入れた、都市のオープンスペースとしての墓園計画の策定プロセス」および研究目的(4) 「墓園の公園化に伴う、新たな管理運営を実現する仕組みの整理」に対応したドイツの事例調査を中心に進める。
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Causes of Carryover |
ドイツでの事例調査を新型コロナウィルスの感染拡大に伴い中止し、2023年度に実施するため。
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