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2021 Fiscal Year Research-status Report

A study on ethical marketing communication of sixth order products

Research Project

Project/Area Number 21K05793
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

河野 恵伸  福島大学, 食農学類, 教授 (70355478)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 淳子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, ユニット長 (00355471)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsマーケティング倫理 / プロモーション / コミュニケーション / 消費者 / 六次産業化
Outline of Annual Research Achievements

マーケティング倫理の先行文献(水尾,2000)によると、マーケティングにおける非倫理的な行為には、故意に市場や社会を欺く場合と、軽率な判断に基づく結果として起こりうる場合の二つのケースがあるとされている。本研究では、後者の中でも明らかな法令違反ではないが、SNSで拡散されて、またはマスコミに取り上げられて、社会的な批判にさらされた場合に経営に影響が出る恐れのある表現を対象にしている。そして、それらの表現を「ある程度誇張」されたプロモーションとして抽出し、消費者の許容範囲にあるかどうかを明らかにすることを目的としている。
2021年度は、まず、法令違反と判断された事例の検索を行うとともに、インターネット販売や農産物直売所での六次化商品のプロモーションにおいて、「ある程度誇張」されたプロモーションの事例を収集した。食品表示の違反とされた事案に含まれる表現から、境界領域に属すると考えられるものとして、「人気」、「厳選」、「すっきり」、「もっちり」などを抽出した。これらは、使われた文脈や商品の内容によって法令違反にも境界領域にもなる可能性がある。インターネット販売や農産物直売所においては、境界領域に属すると考えられるものとして、「旬」、「とれたて」、「特選」、「まるごと」、「こだわり」、「栄養満点」などがあり、商品内容との照合を進めた。なお、「おふくろの味」や「昔ながらの味」など、一般によく使われている表現についても収集を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

文献調査、及び、インターネット販売における「ある程度誇張」されたプロモーションの表現を収集し、整理を進めてきた。しかし、コロナ禍で、農産物直売所等への調査が近隣県にとどまっており、引き続き「ある程度誇張」されたプロモーション事例の収集を続ける必要がある。

Strategy for Future Research Activity

農産物直売所等における六次化商品の広告における境界領域の表現については、収集と整理がまだ十分とは言えないため、さらに収集し、整理を進める。その中の表示と原材料の産地や製造方法、品質が照合できるものについては現地調査を行い、調査対象表現を選定する。
それらを元に、消費者調査を行い、「ある程度誇張」された表示から受ける印象や知覚品質を把握する。

Causes of Carryover

コロナ過によって出張を自粛していたため、旅費が使用されなかった。また、交付金が計画よりも少なかったことから、消費者調査を次年度にまとめて行うことにしている。

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Published: 2022-12-28  

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