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2021 Fiscal Year Research-status Report

収穫後野菜の概日リズムと機械的ストレス応答能を考慮した輸送中の光環境制御

Research Project

Project/Area Number 21K05863
Research InstitutionNational Agriculture and Food Research Organization

Principal Investigator

松元 咲樹  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 研究員 (80846965)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords青果物 / 機械的ストレス / 概日リズム
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題の目的は流通中の野菜に対する機械的ストレスの影響を,概日リズムに基づいた光制御により低減させることである。本研究では,収穫後の野菜が維持すると考えられる概日リズムに着目し,野菜の品質に対する効果的な光環境制御法を構築する。特に研究初年度である令和3年度では申請時の研究計画に従い,まず,実験環境の構築を行った。具体的には,野菜を周期的な光環境下で貯蔵できるシステムを構築した。加えて,光環境制御による機械的ストレス応答の計測手法について検討を行った。落下試験機を用いた落下試験を行い,異なる光条件下での落下衝撃に対して,野菜のストレス応答の大小が異なることを確認した。今後は,今年度得られたストレス応答解析の精度向上を目的とし,反復回数を重ねる。また,概日リズムのパターンを調査し,光環境への応答についても解析する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通り,実験系の構築という目標について達成しており,光環境制御による機械的ストレス応答の計測手法の検討についても行った。現在は,機械的ストレスに対する野菜の各種応答について多角的に検討している。

Strategy for Future Research Activity

今後についても申請時の計画に従い研究を遂行する.次年度は,野菜が受けた機械的ストレスに対する各種ストレス応答について,計測手法も含めて検討し,野菜の概日リズムのパターン解析についても併せて進める計画である。

Causes of Carryover

今年度想定していた人工気象器購入を見送り、冷凍機付きインキュベータ複数台用いて,より効率的に試験を行う事にしたため次年度使用額が生じた。この繰越金は光環境を制御するための試験装置を購入するための費用として利用予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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