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2021 Fiscal Year Research-status Report

個人の概日リズム特性の決定に対する出生後環境の寄与

Research Project

Project/Area Number 21K06368
Research InstitutionNational Center of Neurology and Psychiatry

Principal Investigator

北村 真吾  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部, 室長 (80570291)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 榎本 みのり  東京工科大学, 医療保健学部, 講師 (60415578)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords概日リズム / 出生後環境 / メラトニン
Outline of Annual Research Achievements

朝型夜型の個人差はクロノタイプとも呼ばれ,連続的なスペクトラムである.概日リズム位相や周期と密接な関連を示すことから視交叉上核を中心とした生物時計機構の表現型のひとつと考えられている.双生児研究からクロノタイプの遺伝率は約50%と見積もられ,複数の大規模なゲノムワイド関連研究(GWAS)でも共通した遺伝的多型が報告されるなど,生得的な側面がある.一方,クロノタイプを規定する環境要因に関する知見は乏しい.また,睡眠・覚醒スケジュールや深部体温やメラトニンといった概日リズムの主要なマーカーでは6~12週齢ごろに概日リズムが確立するが,確立時期に個人差がみられ,その要因も不明である.本研究では,概日リズム機能と密接な授乳形態と光環境に着目し,出生後1年間の縦断的評価を行い,クロノタイプ及び概日リズム確立時期に寄与する出生後要因を明らかにする目的で実施される.
本年度は同行計測および光測定の機器整備を行った。また、少数の養育者を対象にデプスインタビューを実施し、測定の最適化を企図した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19の流行が収束しないため、新生児という環境からの影響に脆弱な対象者であることを考慮し、安全な測定が可能と判断されるまで測定開始を遅らせた。

Strategy for Future Research Activity

COVID-19感染対策の緩和に一定の社会的受容が得られつつあるため、早急に測定開始を行う。スケジュールの遅れの対策として、在宅で養育者による測定を想定していた定期測定について、実験室への短期滞在を実施し、研究スタッフ側で測定をサポートすることを検討している。

Causes of Carryover

COVID-19流行が収束しなかったため、測定開始を行わなかったことから次年度使用額が生じた。計画していた測定の実施に伴い、予定していた二年度分の遂行となるよう早急に測定を実施する。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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