2022 Fiscal Year Research-status Report
大脳皮質視覚野可塑性の細胞タイプ特異的な臨界期制御機構の解明
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21K06431
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
米田 泰輔 生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 特任助教 (40709218)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大脳皮質 / 可塑性 / 感受性期 / 皮質層 / イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は一次視覚野6b層の経験依存的な可塑性を評価した。 皮質最深層に位置する6b層の神経細胞の機能は多くが未解明であったが、我々は同一細胞からの繰り返しイメージングを行うことで、6b層の神経細胞が感受性期に機能的な可塑性を示すことを明らかにした。 6b層の神経細胞には脳発生に関連するサブプレートニューロンが含まれていると考えられている。我々はin vivoイメージングの後に組織透明化と抗体染色を行うことで、機能計測を行った細胞の約75%がサブプレートニューロンマーカを発現することを明らかにした。 これらの結果から6b層のサブプレートニューロンに関連する神経回路が、感受性期に経験依存的に再編成される可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
6b層/サブプレートニューロンが感受性期に可塑性を示すことを見出し、査読付き論文として発表したため概ね順調であると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きそれぞれの神経回路における感受性期可塑性の解析を行う。
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Causes of Carryover |
実験が円滑に進んだため、必要な試薬や消耗品が少なかったことが理由である。差額分は解析用PCの購入に用いる。
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Research Products
(6 results)