2023 Fiscal Year Annual Research Report
新規アルギニン水酸化酵素の電子伝達系の同定と抗結核薬の大量生産システムの確立
Project/Area Number |
21K06629
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
熊谷 孝則 広島大学, 医系科学研究科(薬), 准教授 (70274058)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アルギニン水酸化酵素 / 電子伝達系 / 抗癌剤 / ヒドロキシウレア / 抗結核薬 / D-サイクロセリン / 異種生産 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度まで, アルギニン水酸化酵素DcsAの電子伝達系を同定するため, D-サイクロセリン生産菌由来のフェレドキシン(FDX)およびFDX還元酵素(FDR)を大腸菌において発現させ, それらの精製を実施した。しかしながら, FDRについては, 活性を保持していると考えられるタンパク質を取得することができなかった。そこで, 最終年度である本年度においては, 電子伝達系として, Pseudomonas putida由来のプチダレドキシン(PDX)およびPDX還元酵素(PDR)を大腸菌で発現させることを試みた。 まず, PDXおよびPDRをコードする遺伝子(pdxおよびpdr)を大腸菌のコドンに最適化した人工遺伝子を合成し, それらを保有するプラスミドpUCFa_pdxおよびpUCFa_pdrを構築した。pUCFa_pdxおよびpUCFa_pdrをNdeIおよびXhoIで消化することにより, pdxおよびpdrを切り出し, 同制限酵素で消化したpET-21a(+)に挿入することにより, 発現プラスミドpET-21a(+)_pdxおよびpET-21a(+)_pdrを構築した。続いて, 構築した発現プラスミドを大腸菌BL21(DE3)株に導入することにより, PDXおよびPDR用発現大腸菌を作製した。PDXおよびPDRの発現は, Overnight Express Autoinduction System 1を用いて, 自動誘導により行った。SDS-PAGEによる解析の結果, PDXおよびPDRは可溶性のタンパク質として発現することが明らかになった。 研究期間全体を通して, 研究の進捗が遅く, DcsAの電子伝達系を見出すという目的を達成するまでには至らなかった。
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[Journal Article] Effects of the order of exposure to antimicrobials on the incidence of multidrug-resistant Pseudomonas aeruginosa2023
Author(s)
Yasuda, N., Fujita, T., Fujioka, T., Tagawa, M., Kohira, N., Torimaru, K., Shiota, S., Kumagai, T., Morita, D., Ogawa, W., Tsuchiya, T., and Kuroda, T.
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Journal Title
Sci. Rep.
Volume: 13
Pages: 8826
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] インドコルカタ市におけるヒト患者由来Shigella spp.の比較ゲノム解析2024
Author(s)
森田 大地, 加藤 悠真, Asish K Mukhopadhyay, Goutam Chowdhury, 丸山 史人, 山本 佑樹, 田原 栄俊, 熊谷 孝則, 大野 歩, 北原 圭, 三好 伸一, Shanta Dutta, 黒田 照夫
Organizer
日本薬学会第144年会
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[Presentation] インド・コルカタ市におけるCampylobacter症原因菌の全ゲノム解析2023
Author(s)
森田 大地, Asish K. Mukhopadhyay, Goutam Chowdhury, 丸山 史人, 神田 美幸, 山本 佑樹, 田原 栄俊, 熊谷 孝則, 大野 歩, 北原 圭, 三好 伸一, Shanta Dutta, 黒田 照夫
Organizer
第35回微生物シンポジウム
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[Presentation] インドコルカタ市および日本のヒト患者由来ETECの比較ゲノム解析2023
Author(s)
森田 大地, Asish K. Mukhopadhyay, Goutam Chowdhury, 磯部 順子, 前西 絵美, 山本 美和子, 丸山 史人, 神田 美幸, 山本 佑樹, 田原 栄俊, 熊谷 孝則, 大野 歩, 北原 圭, 三好 伸一, Shanta Dutta, 黒田 照夫
Organizer
第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会
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