2021 Fiscal Year Research-status Report
Molecular mechanisms of involvment of vanin-1 with kidney disease and its application to drug discovery
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21K06722
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
細畑 圭子 大阪医科薬科大学, 薬学部, 准教授 (10547962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇佐美 吉英 大阪医科薬科大学, 薬学部, 教授 (70278589)
高井 真司 大阪医科薬科大学, 医学研究科, 教授 (80288703)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 創薬 / 有機合成 / 阻害剤 / リード化合物 / パンテテイン類縁体 / 腎疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、酸化ストレスによって早期に近位尿細管の細胞表面に表出し各種炎症反応を誘導するvanin-1を創薬ターゲットとした新規腎疾患治療薬を開発することを目的とする。vanin-1は塩基ドメインとニトリラーゼドメインとからなる513アミノ酸のGPIアンカー型タンパク質であり、パンテテインからパントテン酸及びシステアミンへの加水分解反応を触媒する酵素であり、これまでvanin-1活性阻害を評価するための蛍光基質は合成済みである。 共同研究者により、vanin-1阻害作用を有する化学構造を基に合成展開を推進し、創製した化合物のスクリーニング評価は、ヒト血清を用いたin vitroによるvanin-1阻害活性、ハムスター・ラットを用いた血清・組織vanin-1阻害活性にて行う。さらに、候補化合物を絞り込んだのち、腎疾患モデル動物を用いて腎障害進展抑制効果を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究者により、vanin-1阻害作用を有する新規化合物のデザインおよび合成がスムーズに進んだため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は病態モデル動物を用いた薬効評価および組織移行性評価を行う。
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Causes of Carryover |
病態モデル動物を用いた実験を次年度に後ろ倒ししたため。
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Research Products
(17 results)