2023 Fiscal Year Research-status Report
PGD2ミクログリア神経炎症サイクルを制御する腸脳相関の神経変性疾患治療への応用
Project/Area Number |
21K06807
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
吉川 圭介 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (10435860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 腸脳相関 / 神経炎症 / 脂質メディエーター / ミクログリア |
Outline of Annual Research Achievements |
腸管に発現している食事性肥満原因遺伝子GPR120の機能不全が、肥満をはじめとした生活習慣病の発症に関与することが報告されている。申請者はGPR120KOマウスの脳内において、Prostaglandin D2(PGD2)-ミクログリア神経炎症サイクルの持続的な発生を見出している。本研究はGPR120を起点とした腸脳相関がミエリン形成・脱髄進行に及ぼすメカニズムを解明することを目的とする。 本年度は、GPR120受容体刺激により産生されるインクレチンGLP-1の解析を行い、GPR120KOマウスにおいて、腸管組織、血清、脳内においてGLP-1レベルの減少を明らかとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の健康上の理由により研究の進捗がやや遅れている。具体的には、変形性股関節症、脊柱管狭窄症により歩行が困難となり、研究活動に遅れが出ている。今年度中に手術による治療を受け、当初の計画通りの研究を遂行する。
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Strategy for Future Research Activity |
GPR120受容体刺激により産生されるインクレチンホルモンであるGLP-1が、ミエリン形成不全を改善するかどうかを検討する。
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Causes of Carryover |
研究代表者の健康上の理由により研究の進捗がやや遅れたため、次年度使用額が生じた。 今年度中に手術による治療を受け、当初の計画通りの研究を遂行する。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Long term administration of loquat leaves and their major component, ursolic acid, attenuated endogenous amyloid-b burden and memory impairment2023
Author(s)
Iwasa K, Yagishita S, Yagishita-Kyo N, Yamagishi A, Yamamoto S, Yamashina K, Haruta C, Asai M, Maruyama K, Shimizu K, Yoshikawa K
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 13
Pages: 16770
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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