2023 Fiscal Year Annual Research Report
腫瘍産生分泌小胞が整えるがん微小環境に着目したDSRCT肝転移成立維持機構の解明
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21K06963
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
山本 洋平 秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (70400512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 泰文 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90323138)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 腫瘍産生分泌小胞 / 線維形成性小細胞腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
線維形成性小細胞腫瘍は、若年男性の腹腔内に発生する治療抵抗性の稀な肉腫で、massiveな肝転移が予後不良因子の一つと言われている。この肉腫の肝転移成立・維持については不明な点が多い。我々は、がん微小環境の制御因子である腫瘍産生分泌小胞に着目し、線維形成性小細胞腫瘍の肝転移成立・維持を促進する機構を明らかにすることを目標としている。そのために行うin vivo / in vitro実験には、腫瘍由来の株細胞が不可欠である。線維形成性小細胞腫瘍由来の株細胞は、国内外で数種類しか存在していない。そのうち最も広く研究に利用されている株細胞を、国内の研究機関と交渉して研究試料の提供に関する覚書(MTA)を結んだ上で、入手した。この細胞を培養して、継続的に研究するのに必要な細胞数を確保した。なお、実験試料を保存している研究室の超低温フリーザーが突然故障したので、研究を円滑に進めるために新しいもの(型番:MDF-DU502VHS1-PJ, メーカー:PHC)を購入した。また老朽化したCO2インキュベーターを新しいもの(型番:MOC-170AIC-PJ, メーカー:PHC)に更新した。現在、腫瘍産生分泌小胞を超遠心法で単離するために、購入したインキュベーターを用いて株細胞を大量に培養中である。
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