2023 Fiscal Year Research-status Report
ロタウイルスを基盤とした粘膜免疫誘導ワクチンベクターの開発
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21K07057
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
河本 聡志 大分大学, グローカル感染症研究センター, 教授 (60367711)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ロタウイルス / リバースジェネティクス |
Outline of Annual Research Achievements |
世界中での実臨床ですでに有効性と安全性が確立されている弱毒生ヒトロタウイルスワクチンRIX4414株についてリバースジェネティクスの確立に成功した。組換えウイルス(rRIX4414)はRIX4414と同じ増殖能をin vitroで示し、乳のみマウスではrRIX4414とRIX4414はともに下痢誘導能が低く、発症期間と重症度も野生株(SA11-L2株)に比べて軽かった。また、腸管のHE染色と免疫組織化学染色から、小腸病変部の傷害性もrRIX4414とRIX4414では軽いことが示された。これらの結果から、rRIX4414のリバースジェネティクス系が確立され、rRIX4414株はRIX4414と同様に乳のみマウスにおいて弱毒であることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究期間内に所属研究機関の異動と研究室立ち上げがあったために、研究進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究室が立ち上がったので、次年度にはロタウイルスベクターの最適化についても取り組みたい。
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Causes of Carryover |
前年度に所属研究機関の異動と研究室の立ち上げがあり、次年度使用が生じた。次年度は実験が主となる予定であり当該助成金を使用する予定である。
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