2022 Fiscal Year Research-status Report
Metabolome analysis for pancreatic neuroendocrine tumor
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21K07193
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
岡野 圭一 香川大学, 医学部, 教授 (20314916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽我 朋義 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (60338217)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 膵神経内分泌腫瘍 / メタボローム解析 / 代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該施設において切除され凍結サンプルの保存が可能であった膵神経内分泌腫瘍30例において臨床情報や病理学的情報が収集されデータベースが完成した。 また、本年度はこれらの30例の凍結サンプルを研究分担者である慶應大学先端生命研究所曽我教授に依頼してCE-MS法によるメタボローム解析を施行した。 メタボローム測定法を用いたイオン性代謝産物の一斉分析を行い、正常組織と腫瘍組織間で有意に変動する代謝産物、代謝経路を解析中である。イオン性、中性代謝産物および中性脂質、リン脂質の代謝産物のデータを統計解析、パスウェイ解析を行うことによって、正常組織に比べて腫瘍組織で有意に変動する代謝産物を明らかにしている。 現在、バイオインフォマティクス専門家と解析方法について検討中である。神経内分泌腫瘍は発生部位(前腸・中腸・後腸)により、その性質が異なることが知られている。今回の検討では、発生部位という方向からの比較も追加することにより、さらに膵神経内分泌腫瘍の代謝系における特徴を明らかにすることを準備している。 そのための検討として、消化管(上部・下部消化管)由来の神経内分泌腫瘍を追加検討する事として、同様に凍結サンプルを慶應大学先端生命研究所でCE-MS法によるメタボローム解析を施行した。消化管由来神経内分泌腫瘍のデータも含めた検討を進めている所である。 また、我々が先行研究で保有している膵癌(浸潤性膵管癌)サンプルのメタボローム解析のデータとも比較することにより、更に深くその特徴を検討できると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サンプル数が当初予定よりやや少なくなったものの、データ収集とメタボローム解析は概ね予定通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
データは収集されたので、バイオインフォマティクス専門家と解析を様々な手法により遂行していく予定である。
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Causes of Carryover |
追加検体のメタボローム解析やシークエンスなどに対する物品費や外注費に相当額使用予定である。さらに最終年度に当たり、論文作成に伴う英文校正や学会発表に関わる費用も必要様である。コロナの影響で行えていない分担研究者との対面による解析データの議論も進めていく予定である。
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Research Products
(1 results)