2024 Fiscal Year Annual Research Report
Studies on circuit-mechanisms of cerebellar hypolpasia by mosaic distribution of CASK deficient neurons.
| Project/Area Number |
21K07293
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| Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
森 琢磨 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (70545798)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | X染色体不活性化 / MICPCH症候群 / CASK異常症 / 小脳低形成 |
| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、これまでに進めてきたX染色体不活性化の可視化を小脳組織を解析してきた。HPRT-GFPマウスとCASKノックアウトマウスを交配して得られたCASKヘテロノックアウトメスマウスの脳組織を解析した。本マウスではGFPの発現がCASKの発現が相関しているため、CASKノックアウトマウスでは、小脳を構成する神経細胞のほとんどがGFP陽性神経細胞ばかりであることが明らかになった。このことはCASKを発現する細胞だけが生存しており、GFP陰性のCASK非発現細胞が発達期の途中で死滅したことを示唆している。一方で、CASK野生型マウスではGFP陽性細胞とGFP陰性細胞が50%ずつであった。このことから小脳神経細胞の生存がCASK依存的であると考えられた。 このCASK依存的な細胞の残存が、細胞生存だけに依存して決定されているのか、それとも、細胞増殖も影響があるのかを明らかにするために、生後1週齢のマウスから小脳組織標本を作成し、幼若神経細胞のマーカーであるDCXの陽性率を解析した。その結果、DCX陽性細胞におけるGFP陽性率はCASKヘテロノックアウトマウスでもおよそ50%であった。これにより、CASK遺伝子発現は小脳神経細胞の分裂には影響を与えていないと結論づけた。 これらの結果をまとめ、2024年7月に福岡市行われた日本神経科学学会と2025年3月に千葉市で行われたAPPW2025(日本解剖学会、日本生理学会、日本薬理学会合同大会)で発表した。また、現在、これらの成果を論文としてまとめ、国際学術誌へ投稿中である。
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