2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of novel neuropathology of mild cognitive impairment related to frailty, oxidative stress and inflammation focusing on sex differences
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21K07336
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
太田 康之 山形大学, 医学部, 教授 (20746854)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 軽度認知障害 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
女性優位にアルツハイマー型認知症(AD)が増加しているため、AD前段階の軽度認知障害(MCI)が認知症への進行予防の点で注目され、その病態解明が社会的に求められている。申請者らは、MCI発症とADへの進行に、従来のアミロイドカスケード仮説に関わるアミロイドβ(Aβ)だけではなく、フレイル、酸化ストレス、炎症も関わることを報告してきた。そこで本研究では、MCI発症とADへの進行が、女性優位におこるメカニズムを、①Aβ凝集、②フレイル、③酸化ストレス、④炎症、に関わる病態関連ペプチドと遺伝子の同定などの手法で解明することを目的としている。本研究では「山形県コホート研究」を利用し、地域住民の認知機能・フレイル解析、血液試料のペプチドーム解析・次世代シークエンサー解析などを組み合わせることを検討している。本研究により、MCI発症とADへの進行について、従来のアミロイドカスケード仮説とは異なる、新機軸の病態解明が期待される。今年度は山形県高畠町において地域住民健診を利用して、約100人の住民の認知機能(MMSE、長谷川式スコア)、情動機能、身体フレイル(歩行速度、歩容、握力)、頭部MRI検査の記録をとり、血液サンプルを採取した。現在、認知機能検査、歩行(歩行速度、歩容)、頭部MRI検査結果を解析中である。今後は血液サンプルからアミロイドβ、タウ蛋白の測定も検討している。以上の結果を統合し、認知機能、フレイル、血液バイオマーカーの関連を解析することも検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
住民健診をもとに、山形県高畠町に住む60歳以上の住民約100人の、認知機能(MMSE、長谷川式スコア)、情動機能、身体フレイル(歩行速度、歩容、握力)、頭部MRI検査を施行し、血液試料を集めた。認知機能検査、歩行速度、歩容を現在解析中である。頭部MRIは大脳萎縮をスコア化し、今後解析予定である。血液試料より血漿およびDNAを抽出し、凍結保存している。今後、血漿サンプルより、アミロイドβ、タウ蛋白の測定を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
住民健診をもとに、山形県高畠町に住む60歳以上の住民約100人の、認知機能(MMSE、長谷川式スコア)、情動機能、身体フレイル(歩行速度、歩容、握力)、頭部MRI検査を施行し、血液試料を収集したので、認知機能検査、歩行速度、歩容の解析をすすめる。頭部MRIは大脳萎縮をスコア化し、解析をすすめる。血液試料より血漿およびDNAを抽出し、凍結保存しているので、今後、血漿サンプルより、アミロイドβ、タウ蛋白の測定を検討する。
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Causes of Carryover |
今後の認知機能検査、歩行速度、歩容、頭部MRI、血漿サンプルの解析が終了しておらず、その費用に使用する予定である。
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Research Products
(8 results)