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2022 Fiscal Year Research-status Report

Pathological involvement of endothelial alpha synuclein in age-related insulin resistance

Research Project

Project/Area Number 21K07389
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

鷹見 洋一  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90621756)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中神 啓徳  大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座教授 (20325369)
武田 朱公  大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座准教授 (50784708)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsαシヌクレイン / 血管内皮 / 老化 / インスリン抵抗性 / 骨格筋
Outline of Annual Research Achievements

(1)当初予定していた血管内皮特異的ノックアウトマウスの樹立が出来なかったため、赤血球特異的SNCAノックアウトマウス(SNCA FL/FL:HBB-Cre+; RBC-SNCA KO)を作成することとした。循環血液中のSNCA、つまり、糖代謝に関わる可能性のある機能性液性因子としてのSNCAを規定する組織は血管内皮以外に赤血球を想定している。理由としては以下の結果による。①赤血球には豊富にSNCAが存在し、ヒトの血液検体での解析にて赤血球数やヘモグロビン、ヘマトクリットとSNCA濃度とは有意な相関を認めた。②WTの骨髄をSNCA KOに移植すると血中SNCAが上昇し、逆にSNCA KOの骨髄をWTに移植すると血中濃度が減少した。③脳にもSNCAが多く発現するが、脳特異的にSNCAを過剰発現したSNCA KOでは血中SNCAは増加しなかった。現在、RBC-SNCA KOの交配による作成は最終段階にあり、作成でき次第、表現型の解析を行う予定である。
(2)血管内皮におけるSNCAの局在と血管内皮機能について検討している。血管内皮細胞の免疫染色にてSNCAは核及び細胞質ともに存在していることが分かり、血管内皮細胞の種類(ヒト臍帯静脈内皮細胞、ヒト大動脈内皮細胞、ヒト脳微小血管内皮)によってもその局在が異なる可能性があった。細胞質に過剰発現するSNCA-NESベクター、核に過剰発現するSNCA-NLSベクターを作成し、それぞれに発現するSNCAの血管内皮機能を検討する予定である。また、SNCAの局在に関与する因子(各種液性因子、細胞老化など)も検討している。更に、SNCAの血管内皮細胞での局在と糖代謝機能との関連を検討予定としている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

上述の如く、本研究で当初作成予定であった誘導型血管内皮特異的ノックアウトマウスを確立できず、RBC-SNCA KOによる液性因子としてのSNCAの糖代謝への関与の検討を行う予定へと変更したため。

Strategy for Future Research Activity

RBC-SNCA KOを確立できれば、まず、RBCで特異的にSNCAがノックアウトできているか、それに伴い、SNCA血中濃度が低下しているかを確認する。液性因子としてのSNCAの低下が確認できれば、当初予定していた糖代謝に関わる表現系の解析を行う。つまり、液性因子としてのSNCAが血管内皮やインスリン標的臓器(脂肪、筋肉、肝 )に作用して、糖代謝機能へ関与している可能性を検討する。
RBC-SNCA KOにて有意な血中SNCAの低下を確認できなければ、Vav1-iCreとSNCAフロックスマウスを交配し、骨髄特異的ノックアウトマウスを作成予定としている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Novel pathophysiological roles of α‐synuclein in age‐related vascular endothelial dysfunction2022

    • Author(s)
      Takami Yoichi、Wang Cheng、Nakagami Hironori、Yamamoto Koichi、Nozato Yoichi、Imaizumi Yuki、Nagasawa Motonori、Takeshita Hikari、Nakajima Tsuneo、Takeda Shuko、Takeya Yasushi、Kaneda Yasufumi、Rakugi Hiromi
    • Journal Title

      The FASEB Journal

      Volume: 36 Pages: e22555.

    • DOI

      10.1096/fj.202101621R

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2023-12-25  

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