2021 Fiscal Year Research-status Report
Stratification of patients with MDS for epigenetic agent from the viewpoint of cholesterol metabolic enzyme
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21K07404
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
辻岡 貴之 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (50330551)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | MDS / DNAメチル化 / CH25H / DNMTIs / 白血病 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨髄異形成症候群(Myelodysplasitc syndromes, MDS)は造血幹細胞の腫瘍性増殖と無効造血を特徴とした難治性後天性造血障害である。他の血液疾患と比べて分子基盤に基づいた診断・治療が大きく立ち遅れた分野であり, 疾患の分子機序解明と新規治療法の確立が不可欠である。DNAメチル化阻害薬(DNMTIs: decitabine, azacitidine)は高リスクMDS患者を対象とした臨床研究において従来の治療と比べて予後の向上を認めたが,作用基点は極めて不明瞭である。当教室では独自のin vitro MDS細胞モデルを用いて, DNMTIsの増殖抑制効果を検討し, コレステロール25-ヒドロキシラーゼ(CH25H)の発現増加に注目してきた。今回の研究では CH25Hの増殖抑制効果に及ぼす影響や, 下流にあるオキシステロール, 胆汁酸が細胞に与える影響を明らかにする。さらに, CH25Hの発現が, DNMTIsの治療効果, 予後にどう関係するか検討しMDS患者に対する適切な薬剤選択と予後向上に貢献する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象を未治療の骨髄異形成症候群、急性白血病患者の骨髄血としているので臨床検体が集まりにくい。検体が採取出来てもそれを培養するために高度な技術が要求される。
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Strategy for Future Research Activity |
・患者細胞を用いたCH25H mRNAの定量, メチル化解析。当該症例の治療効果・予後の観察。 ・患者細胞にLenti-virusを用いてCH25HshRNAを導入し細胞増殖への関与を検討する。 ・下流代謝産物(オキシステロール・胆汁酸)を質量分析装置(LC/MS)で測定する。
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Causes of Carryover |
検体が予定通り集まらず、当初計画していたところまで実験が進まなかったので次年度使用額が生じた。コレステロール代謝経路探索に必要な抗体や解析費用に使用予定。
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Remarks |
川崎医科大学検査診断学教室ホームページ https://m.kawasaki-m.ac.jp/labhematology/
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