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2022 Fiscal Year Research-status Report

悪性リンパ腫におけるT細胞受容体レパトアと免疫微小環境の解析

Research Project

Project/Area Number 21K07407
Research InstitutionTokyo Metropolitan Hospital Organization Tokyo Metropolitan Komagome Hospital

Principal Investigator

金政 佑典  地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立駒込病院(臨床研究室), 腫瘍内科, 医長 (30868633)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 下山 達  地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立駒込病院(臨床研究室), 腫瘍内科, 部長 (70450591)
大保木 啓介  公益財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医学研究センター, 副参事研究員 (80415108)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords悪性リンパ腫 / 免疫微小環境
Outline of Annual Research Achievements

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は悪性リンパ腫の中で最も頻度の高い病型であり、抗CD20抗体であるリツキシマブに、シクロホスファミド、ドキソルビシン、オンコビン、プレドニゾロンを併用したR-CHOP療法が現在の標準治療である。根治可能な疾患ではあるが、約30~40%の症例で治療に抵抗性を示す。こうした症例への治療法開発に着手するためにも、難治例の予測方法が必要である。
DLBCLの予後指標には、国際予後指標(IPI)/IPI関連スコア(臨床スコア)、Cell-of-Origin(トランスクリプトーム)、あるいはダブルヒットリンパ腫(染色体転座)などがあるが、いずれの方法も難治性DLBCL症例を高精度に予測することは難しい。我々は、DLBCL患者の予後を“免疫プロファイル”から高精度に予測可能であると考えている。
複数の制限公開データセットと独自収集のDLBCLの治療前リンパ節のRNA-seqデータを用いてバイオインフォマティクス解析を行っている。その解析の中で、予後と関わる因子としてIDO1の発現に注目した。IDO1は腫瘍内に浸潤するT細胞数のサロゲートマーカーになること、およびIDO1高発現の群、低発現の群のそれぞれにおいて、腫瘍微小環境を構成する細胞の多寡が予後と関連していることを見出した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

制限公開データの使用許可が下りるまでに時間を要したが、現在はデータを入手できている、その解析を行っているところである。

Strategy for Future Research Activity

現時点までで得られた仮説を、別のデータセットを用いて検証を行う予定である。その後に英文論文の執筆・投稿を目指す。

Causes of Carryover

本年度は、昨年度に引き続き、1名のスタッフの育休が継続し、本年度の支出が計画よりも少なくなったため、繰越金が生じた。繰越金は今年度請求予算と共に、主に解析費用等に充てることで執行する計画である。物品としては、標準試料バリデーションの実施、ハードディスク等の購入のほか、バイオインフォマティクス解析費等に使用する計画である。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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