間葉系幹細胞移植によるアミロイドβの排泄機構の制御

2022 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 21K07460
• Research Institution: Shimane University
• Principal Investigator: 三瀧 真悟 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10625817)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 長井 篤 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40273940)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: アルツハイマー病 / 間葉系幹細胞

Outline of Annual Research Achievements

去年度RECの効果が認められなかったため、投与マウスの月齢を7月齢から４月齢に変更して以下去年度と同様の実験を行た。
１) ADモデルマウスにRECを移植した：アミロイド前駆体蛋白（APP）を過剰発現した、４月齢のADモデルマウス（APPマウス）の両海馬（ブレグマから2.06㎜後方、1.75㎜左右、1.75㎜の深さ）にRECあるいはPBSを投与した。検体数はREC投与群、PBS投与群、SHAM群それぞれ、10例ずつおこなった。。
2) RECの治療効果を行動学的に評価した：RECを投与後10週間で、Morrisの水迷路を用いて、REC移植による治療効果を行動学的に検証した。その結果、REC投与群において、有意な記憶障害の軽減傾向が認められた。