2021 Fiscal Year Research-status Report
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21K07509
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Research Institution | Taisho University |
Principal Investigator |
宇野 洋太 大正大学, カウンセリング研究所, 研究員 (40539681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 登紀夫 大正大学, 心理社会学部, 教授 (00316910)
稲田 尚子 帝京大学, 文学部, 准教授 (60466216)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 早期療育 / 介入 / 効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
自閉スペクトラム症児に対して早期からの介入のエビデンスが集積されつつあるが、それぞれの専門機関で実施された、集中的で、比較的短期の介入による、また一般の保育を対照とした研究がほとんどである。実際、利用する児の側からすると、どういったニーズに各介入が有効なのか/そうでないのかは明確でない中、選択を余儀なくされている。本研究においては、全国の、療育実践の場である児童福祉通所事業所を利用開始となった自閉スペクトラム症児に対して前向きにフォローして、それぞれの介入方法を比較し、障害特性に対する介入効果を検証して、どういったニーズにどのようなプログラムが有効かを中期的に検証している。 コロナ禍ということもあって、研究者らが直接被験者あって障害特性や介入効果を評価することが困難であり、オンラインであったり、質問しであったり、あるいは日常的に会っている人を介して評価する方法が求められる。本年度は、研究者らが直接被験者に会わなくても、障害特性や支援ニーズ、介入効果を正しく評価できるかを検証するため、パイロットグループに対して12ヶ月間、評価を行ってきた。 知能検査などは実施が困難であることがわかったが、他方で、ほとんどのものについて既存のデータが活用でき、代用できることがわかってきた。介入開始12ヶ月時点での評価の解析は今後行う予定であり、それらをもとに、最終的に評価方法を定めるとともに、今後、対象の人数を拡大し調査していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
パイロットグループについて、当初の予定通り、介入開始から12ヶ月経った時点での評価を行った。概ね予定通り順調に進展していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
パイロットグループの経過を参考に、評価方法の検討を行うとともに、対象を増やして検討していく。
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Causes of Carryover |
直接出向いての研究の実施や情報収集活動について、感染症拡大予防の観点から限定して予定していたものの、より難しい状況が続いたため、本年度の旅費や出向いて検査を実施するための人件費等を抑えたり、次年度以降に繰り越すこととした。
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