2022 Fiscal Year Research-status Report
MR sequence improvement and its siganal anlytic model based on apin labeling for new brain functional images
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21K07616
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
木村 浩彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 名誉教授 (10242596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 翔太 京都医療科学大学, 医療科学部, 助教 (50817559)
藤原 康博 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90422675)
松田 祐貴 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 放射線技師 (40896841)
竹内 香代 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (90750836)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Arterial Spin Labeling / MRI / Brain perfusion / CBF / CBV / Transit Time |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究では、DANTE法を使用して血管内信号を抑制し、ASL信号を血管内信号と血管外信号に分離することができることを確認した。その後、CBFとともに動脈側の血管容量(aCBV)を計算するモデルを提案し、正常人で検証し論文に報告した(S. Ishida, H. Kimura, N. Takei, Y. et al. Magn Reson Med 2022)。また、moyamoya病や主幹動脈狭窄患者でのデータ取得を進め、PET-OEFとASL-ATTの関連について調査し、ASL-ATTが血行動態の関連のパラメタとなり得ることを報告した(K. Takeuchi, et.al. Magn Reson Med Sci 2022)。臨床応用として、ASL潅流画像とCESTの脳腫瘍疾患への応用も論文として報告した(T. Yamauchi, et.al. Interdisciplinary Neurosurgery, 28, 101461, 2022.)。さらに、AI手法を使用して脳血流と到達時間の推定を行うことができることを報告し、これらのモデルの臨床応用をより有効に進めることができることを示した(S Ishida, et.al., J Magn Reson Imaging 2022, Accession Number: 36169654 DOI: 10.1002/jmri.28433)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
正常人での基礎的検討が順調に推移しており、結果を国際学会等に複数報告でき、CBF, CBV, TTの同時計算のためのあらたなASL信号モデルの提案し、正常人での検証も論文として報告できた。これらのあらたなASL信号モデルを基礎とするパラメタが臨床的に有用となるかの検討をすすめている。これまでの臨床応用のデータのまとめを進めるとともに、CBF, CBV, TTの推定法にAI手法の応用を試みてきた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの臨床応用のデータのまとめをするとともに、さらに臨床応用としてもやもや病患者や主幹動脈狭窄/閉塞症でのデータ収集をすすめてゆく予定である。特に、ASL-CBFだけでなく、ASL-CBVの検証、臨床的意義の確立のため、PET-CBFやCVR(脳血管の予備能)との関連、さらにPET-CBF検査により得られる、V0(動脈側の血管容量)との関連を詳細に詰めてゆく予定である。特にV0は入力関数~脳実質取り込み曲線とのあいだの時間のずれに対する依存が大きく、到達時間の補正がなされたV0の計算が必要となっている。これにより、ASLのCBF, CBV, TTと血管予備能との間の関係を詳細に調査する予定である。
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Causes of Carryover |
当該年度は、コロナのため学会、研究会等が中止やオンライン開催となり、旅費などの経費が少なくなった。次年度は、対面での国際学会なども予定されているため、この費用にあてる予定である。
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[Presentation] 膠芽腫の治療経過においてAPT imagingをどう用いるべきか2022
Author(s)
山内貴寛, 萩原崚太, 月輪悠, 梅田秀人, 芝池由規, 木戸口正宗, 川尻智士, 山田真輔, 磯崎誠, 有島英孝, 小寺俊昭, 菊田健一郎, 木村浩彦
Organizer
日本脳神経外科学会 第81回学術総会