2022 Fiscal Year Research-status Report
イメージング質量分析を用いた肝細胞癌TAE後の再発機序およびバイオマーカー探索
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21K07626
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
山内 哲司 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (40771853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池川 雅哉 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60381943)
西尾福 英之 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (80458041)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 肝細胞癌 / TAE / 質量分析 / イメージングマススペクトロメトリー |
Outline of Annual Research Achievements |
計画の通り、肝細胞モデルラットを作成し、カテーテルによる治療を実施。イメージング質量分析を行った。すると、その際に使用する薬剤のイメージング質量分析における挙動を正確に把握しておく必要がでてきたため、まずこの薬剤に関する基礎的な質量分析を、企業の協力も得ながら綿密に実施している。この基礎データが完全に揃い、その分布が質量分析で正確に描出できるようになれば、次の段階に進む予定である。
2023.1.30-31開催 【International Symposium on Mass Spectrometry Imaging 2023】でポスターこの段階まで発表済である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
古典的に長期間使用されてきた薬剤の構造式や質量分析結果が、現在までわかっておらず、また物質としても安定していない。そのため使用する薬剤を、質量分析結果のなかで、「ノイズ」として処理するためには、まず生体内でのこの薬剤の挙動や質量の変化などを割り出し、特異的なデータを得る必要がでてきたため。
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Strategy for Future Research Activity |
古典的に長期間使用されてきた薬剤の構造式や質量分析結果が、これまでわかっておらず、また物質としても天然の成分が含まれることから安定していない。そのため使用する薬剤を、質量分析結果のなかで、「ノイズ」として処理するためには、まず生体内でのこの薬剤の挙動や質量の変化などを割り出し、特異的なデータを得る必要がでてきたため、企業にも協力してもらいながら、先にその詳細を詰めている。 この結果が得られれば、従来の計画通り、網羅的に一気に解析が進むと考えられる。また解析に用いる装置も新たに使用できるものが増えたため加速も可能と考えられる。
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Causes of Carryover |
大きな物品の購入を行っていないことと、参加した国際学会が国内で行われ旅費が少なく済んだため
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Research Products
(1 results)