2022 Fiscal Year Research-status Report
Research and developement of liquid biopsy to predict the recurrence of early-stage lung cancer after radiotherapy
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21K07689
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
中村 匡希 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (90804287)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
影山 俊一郎 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (60644979)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 非小細胞肺癌 / リキッドバイオプシー / cDNA |
Outline of Annual Research Achievements |
非扁平上皮癌44症例の血漿についてDNAシーケンスをおこなった。過去の報告を参照し、腺癌のドライバーとされるものの他にTP53とKEAP1を含めた遺伝子変異をコールした。1例はクオリティが不良だったため、解析対象から外した。結果、11症例から14遺伝子変異が検出され、その内血球のシーケンスにて4遺伝子が検出されたため、それれらを除いた8症例で腫瘍由来DNAと判断した。8症例のvariant allele frequencyは中央値で0.28%と低値であった。臨床データとあわせた検討では、腫瘍由来DNA陽性例では陰性例に比べて全生存割合、無増悪生存割合が有意に不良であり、再発部位として照射野外再発が多いことが判明した。これらの結果について学会発表、論文報告をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
腺癌については早期癌においても腫瘍組織によらない血中循環腫瘍DNA解析が可能であること、また臨床データとあわせた統計学的検討によって循環腫瘍DNA解析の有用性評価が終了したため。
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Strategy for Future Research Activity |
腺癌については臨床的有用性まで評価できたため、今後は扁平上皮癌や組織未確診症例も対象として、同様の検討を行い、組織によらない血中循環腫瘍DNA解析手法の確立を目指す。また、より大規模な検証的前向き試験に向けてプロトコールを作成する。
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Causes of Carryover |
組織型ごとに分割して解析を行うことにより、解析費用が想定よりも安価となったため。
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