2022 Fiscal Year Research-status Report
門脈血流・肝機能定量MRIによる分離門脈血流・肝機能評価の検討
Project/Area Number |
21K07729
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
小松 昇平 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30444590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 卓道 神戸大学, 医学研究科, 教授 (20252653)
福本 巧 神戸大学, 医学研究科, 教授 (70379402)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (90622027)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 肝予備能 / 分肝機能 / MRI検査 / 分離門脈血流 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験用ファントムを用いたMRI基礎研究によって門脈分枝血流および分肝機能評価(Gd-EOB-DTPA造影剤の定量測定)に最適なパラメータを設定する。次に肝癌術前症例に対して門脈血流・肝機能定量MRIを実施し、各区域の門脈血流量および肝機能を定量測定することで普遍的な分離門脈血流・肝機能評価を行う。つまりMRIで定量的門脈血流ならびに肝機能測定を行い、術前・術後の肝区域毎の分肝機能を定量し、区域レベルでの詳細な機能評価・機能推移を実現する。将来的に肝切除対象例における残存予定区域のみで算出されたより精度の高い肝予備能評価法を確立することを目標としている。現在動態ファントムを用いた血流評価の準備を進めている。また現在使用されている造影MRIの肝血流と肝機能の関連を検討し、学会発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
門脈血流定量に関して、動態ファントム (Modus社製/QUASARTM MRI4D Motion Phantom) を用いて移動する血流を想定したMRIを撮像し、その定量精度評価を行っている。造影前および造影3分後の遅延相でT1 mapを撮像し、肝区域毎の造影前後のT1値および門脈血流を定量測定する。同時に他の撮像で得られる数値 (T1・T2強調画像、ADC map)も測定し記録する。腫瘍サイズ・局在・脈管浸潤等も詳細に記録し、腫瘍因子との関連も評価する。術前における肝区域毎の門脈血流および肝機能差異を評価している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も研究計画書の予定通りに計画を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
次年度に研究volumeを増加させていく予定であるため。
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