2022 Fiscal Year Research-status Report
高度肥満症に対する動脈塞栓術の確立-外科手術との治療効果・合併症の比較-
Project/Area Number |
21K07732
|
Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
山上 卓士 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (10257537)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉松 梨香 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (10607592)
岡本 芳晴 鳥取大学, 農学部, 教授 (50194410)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 動脈塞栓術 / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
肥満外科手術が難しい高度肥満患者に対する治療法として胃動脈塞栓術が注目されつつある。本研究では、胃動脈塞栓術の確立を目指し、動物実験により以下を実施する。①治療効果や合併症などに対する塞栓物質の適性の分析:性状、形状の異なる種々の塞栓物質を用いて胃動脈塞栓術を行い、減量治療効果や胃粘膜障害などの合併症について検討する。検討結果から肥満に対する塞栓術に適した塞栓物質を求める。②治療法の評価:①で求めた塞栓物質を用いた胃動脈塞栓術と肥満外科手術の治療効果および合併症を比較し、臨床応用の可能性を評価する。高齢化が進んだ社会では、外科手術リスクの高い患者の数は増加する。即ち、治療法の低侵襲化はとくに重要な課題であり、胃動脈塞栓術による治療法はその要請に応える治療選択肢になると期待される。 しかし、新型コロナウイルス感染症により情報収集や実験を行うことが困難であったため実験等の研究が充分進んでいない。日常臨床で胃動脈塞栓を行った症例のデータを解析している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症のため情報収集や予定の実験を行うことが困難となり研究が充分進んでいない。
|
Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症による移動制限等が解除の方向となったため、情報収集や予定の実験等を行っていく。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症による移動制限等のため、情報収集や実験などを充分行うことができなかたっため。移動制限が解除されれば、予定の計画を繰り下げて行っていく。
|