2021 Fiscal Year Research-status Report
Histo-pathological analysis of radiation-induced anti-cancer immunity and prognosis in pancreatic cancer
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21K07734
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
田巻 倫明 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20400749)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 義行 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60334116)
三村 耕作 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90568031)
丸橋 繁 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20362725)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 放射線治療 / 抗腫瘍免疫 / 膵癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、術前化学放射線治療が施行された膵癌症例において、放射線治療前後の臨床検体を用いて、ヒト体内における放射線治療による抗腫瘍免疫の誘導の有無と、予後と相関する腫瘍免疫学的バイオマーカーの有無を確認することである。 当院にて術前化学放射線治療後に根治的腫瘍摘出術が施行された26症例と、手術単独治療もしくは術前化学療法後に手術が施行された73症例について、解析可能な手術摘出標本が解析可能であることが確認された。現在、これらの標本について薄切標本を作製し、免疫染色を進めているところである。解析項目は、腫瘍微小環境における各リンパ球サブセット(CD4, CD8, Treg)・マクロファージ・樹状細胞の数、腫瘍細胞のHLA class I/class-II・PD-L1・PD-L2・WT-1・pStat1・CEACAM-1発現などであり、それぞれの免疫染色条件を調整し、解析している状況である。並行して、これらの症例について、予後情報と病理組織学的効果判定の解析を進めている状況である。 また、今年度は関連学会に参加し、本研究に関連する放射線治療、免疫治療などについての情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
免疫染色については、染色条件の調整にやや時間を要しており、進捗はやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、手術検体標本の免疫染色の条件を整え解析を更に進め、予後・病理組織学的効果判定との相関を解析する予定である。成果については、学会発表、論文発表を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
物品費については、現状に研究室で使用している物品で免疫染色の条件確認等を進めているが、適格な条件の設定に時間を要しているため、今後、全標本で使用する染色抗体や試液等の購入に充てていく予定である。また、旅費に関しては、昨年度は新型コロナ感染症拡大による渡航制限などにより学会参加が制限されてしまったため、次年度以降に充てていく予定である。
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