2022 Fiscal Year Research-status Report
発達性協調運動症と口腔機能発達不全症の関係性の解明
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21K07812
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
鳥巣 浩幸 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10398076)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発達性協調運動症 / 口腔機能不全症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、神経発達症児の口腔機能と協調運動技能をともに評価し、解析を行うことによって、口腔機能発達不全症と神経発達症、とりわけ発達性協調運動症との関係性を検討するものである。令和3年度は福岡歯科大学医科歯科総合病院を受診した神経発達症の小児のデータ取得を行うにあたり、本研究に協力する診療科との具体的な運用連携、使用するデータの特定、収集方法、解析方法の検討を行い、福岡歯科大学倫理審査委員会の審査を受け、福岡歯科大学医科歯科総合病院での研究許可(許可番号 第579号)を得て、患者のリクルートを開始し、情報収集を開始した。新患患者において、ウェクスラー児童用知能検査第5版(WISC-IV)による認知特性評価、および、日本語版DCDQ(Developmental Coordination Disorder Questionnaire)による発達性協調運動障害の評価は順調に行うことができ、データ収集が進んだが、口腔機能評価に関しては、新型コロナウイルスの流行が続いたために小児歯科を受診して口腔内の直接的な精査を行うことが困難となり、データが収集できない状況となった。このため、運用方法を検討し、小児科内で、小児歯科が作成した「口腔機能問診票」「口腔機能不全症チェックリスト」で情報を収集し、歯科用口唇筋力固定装置(りっぷるくん:株式会社松風)を用いた口唇閉鎖力測定、舌圧測定器(JMS舌圧測定器:株式会社ジェイ・エム・エス)を用いた舌圧測定を行えるよう体制を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年の新型コロナウイルス感染症の流行によって、口腔関連の精査が困難となり、データ収集が困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
福岡歯科大学医科歯科総合病院を受診する神経発達症患者に対して、小児科内で口腔精査を実施する方式で、リクルートを行う方針に転換する。
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Causes of Carryover |
研究計画が遅れたために、研究での検査に要する費用の支出が少なくなったため。
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