2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of vaccine therapy for achieving HBsAg loss in chronic hepatitis B
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21K07983
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
吉田 理 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70746809)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | B型肝炎 / 治療ワクチン / HBx抗原 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者はB型肝炎に対する経鼻治療ワクチン(CVP-NASVAC)を開発し、B型肝炎患者を対象とした医師主導の特定臨床試験を行った。臨床試験にてCVP-NASVACによるHBs抗体誘導、HBs抗原低下、一部の症例におけるHBs抗原の消失を明らかにした。本研究では、CVP-NASVACの効果を高めるため、CVP-NASVACにHBx抗原を加え(NASVAC-X)、治療効果の向上を目指す。 当該年度ではマウスへの経鼻投与法を確立した。最小径の経鼻投与デバイスを用いて、安定して、マウスにCVP-NASVACの投与が可能となった。経鼻投与後、IgG型HBs抗体とIgG型HBc抗体の上昇を確認した。また、CVP-NASVACを経鼻投与したマウスの血清を用いて、IgA型HBs抗体とIgA型HBc抗体の測定をELISAにて確立した。また、CVP-NASVACを経鼻投与したマウスの脾細胞を用いて、HBs抗原特異的CTL、HBc抗原特異的CTLの測定法をELISPOTにて確立した。 HBV-DNA量を50μLの少量血清で測定するRT-PCRの測定系を確立した。また、in vitroにおけるHBV中和実験系を確立した。HBVトランスジェニックマウスを用いた経鼻治療ワクチンの治療効果の評価系が確立した。 現在、HBx抗原を投与したマウスの血清を用いて、IgG型HBx抗体とIgA型HBx抗体の測定をELISAにて行っている。しかし、現状では安定した結果が得られておらず、現在、トラブルシューティングを行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、マウスにおけるHBs抗原・HBc抗原特異的な免疫に関する評価系、抗HBV作用の評価系であるHBV中和試験ならびに少量血清でのHBV-DNAの定量測定を確立した。HBx抗原特異的な免疫応答の評価系の確立には至っていないが、現在研究遂行中であり、研究課題は概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
健常マウスを用いてHBx抗体(IgG型、IgA型)のELISAによる測定系の確立を目指す。 HBVトランスジェニックマウスを用いて、CVP-NASVACとNASVAC-Xの経鼻投与による抗HBV効果(HBs抗原量、HBs抗体量、HBV-DNA量、HBV中和能)を比較し、NASVAC-Xによる免疫誘導能の評価を行う。 HBVトランスジェニックマウスにおけるNASVAC-Xの免疫誘導能を確認後、NASVAC-Xの抗腫瘍効果の検討を行う。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] Long term HBsAg reduction by a nasal administrative therapeutic vaccine containing HBsAg and HBcAg mixed with mucoadhesive CVP (CVP-NASVAC) in patients with chronic HBV infection: The results of 30 months follow up2021
Author(s)
Osamu Yoshida, Yusuke Imai, Kana Shiraishi, Takahiro Sanada, Michinori Kohara, Kyoko Tsukiyama-Kohara, Takashi Miyzaki, Taizo Kamishita, Mamun Al Mahtab, Julio Cesar Aguilar, Gerardo Guillen, Yoshio Tokumoto, Sheikh Mohamed Fazle Akbar, Yoichi Hiasa
Organizer
AASLD The Liver Meeting 2021
Int'l Joint Research