2022 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of home photodynamic therapy for multidrug-resistant bacterial infected skin ulcers
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21K08332
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
小澤 俊幸 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (50570602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 隆宏 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (10722829)
粟津 邦男 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (30324817)
鶴田 大輔 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90382043)
今西 久幹 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10571276)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 光線力学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度の研究により、低輝度、長時間照射によるin vitroでの殺菌効果は、従来の我々の行なってきたPDTと比較し、遜色がないものと考えられた。 本年度は、光源の開発に注力した。研究前の予定では、ボタン電池を想定していたが、メーカーや種類を何度変更しても、24時間安定した輝度を保つことが難しかった。そこで、カメラなどに使用されるリチウム電池に変更し、研究を行ったところ、24時間安定し、輝度を保つことに成功した。 次に、この条件に合うマウスに貼付できる光源を実際に作成することとした。電池ボックスおよび基盤、有機EL光源を、マウス背部に貼付できる配置に設計し、プロトタイプを作成した。その後、実際にモデルマウスにこの光源を貼付し、観察研究を行った。しかし、結果は、4日で全ての個体が死亡した。その原因を考察したところ、光源の重量のためマウスが転倒し、元に戻る際に非常にエネルギーを要するのではないかと考えた。そのため、可能な限りの軽量化、転倒防止のための重量の配分などを数度おこない、水や餌の場所を工夫することにより、貼付したマウスが研究期間内は、安定して生存するに現在至った。 現在は、前述した光源を使用し、計画に準じ、マウス背部に多剤耐性菌感染皮膚潰瘍と正常皮膚潰瘍を作成し、比較試験を行っている。このコントロール研究がマウスが死亡せず成功すれば、ALA軟膏を従来の研究通り塗布し、PDTを行なっていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
光源の開発に成功し、in vivoの研究が可能なフェーズまで来ているので。
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Strategy for Future Research Activity |
in vitro、光源の開発が終了しているので、in vivoの研究に注力し予定通り研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
物品の使用がすくなかったため
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