2023 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of home photodynamic therapy for multidrug-resistant bacterial infected skin ulcers
Project/Area Number |
21K08332
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
小澤 俊幸 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (50570602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 隆宏 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (10722829)
粟津 邦男 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (30324817) [Withdrawn]
鶴田 大輔 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90382043)
今西 久幹 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10571276)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 光線力学療法 / iOLED / 感染 / MRSA / 緑膿菌 / 在宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度の研究により、低輝度、長時間照射によるin vitroでの殺菌効果は、従来の我々の行なってきたPDTと比較し、遜色がないものと考えられた。2022年度は、in vivoにおいて、マウスに調布してPDTできるデバイスの開発を行ったが、その重量のためマウスが死亡してコントロールが取れない状況であった。本年度は、基盤の改良などで、軽量化、重心の位置の適正化等を行い、コントロールマウスが24時間連続照射で14日間生存することを第一目標として、研究を行った。結果は、数度の改良の後、14日間生存するという目標を達成した。その後、我々が行ってきた既存の方法である、糖尿病マウスの背部に4mm大の皮膚潰瘍にMRSA感染潰瘍を作成しPDTを行った。方法は、背部の左右に4mmの潰瘍を合計2個作成し、一方をコントロールとしてMRSAを1X109CFUを塗布し感染潰瘍とし、一方に同様に感染潰瘍を作成した後、0.5%ALAおよび0.005%EDTA-2Na 軟膏を塗布し、前述したデバイスを使用して、24時間低輝度、長時間照射PDTを行った。結果は、訴訟治癒を改善することはできなかった。改善できなかった理由としては、従来の高輝度、短時間PDTと比較し、潰瘍全体が浸軟傾向となったことが考えられた(コントロールも)。この理由は、従来の方法では短時間照射の後は、潰瘍面にALA軟膏を塗布した後、ガーゼで被覆していたので、滲出液の管理ができていた。しかし、今回のデバイスでは、潰瘍面に24時間光を照射するため、ガーゼと潰瘍面の間にiOLED(フィルム)が介在するため、水分が蒸散されず、浸軟したと考えた。現在、iOLEDの周囲に、吸水体をおいて、滲出液管理を行うことにより、低輝度、長時間照射PDTにより、従来の方法と遜色ない効果が得られるかを検討している。
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Research Products
(1 results)