2021 Fiscal Year Research-status Report
肥満と関連した乾癬におけるエピジェネティクスを介した病態制御の解明
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21K08341
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柴田 彩 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50613105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 伸一 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (20215792)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 乾癬 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト末梢血単核細胞からCD14陽性細胞を抽出し、その後、IL-4およびGM-CSF刺激下において、樹状細胞を誘導した。R848刺激にて既報の通り、IL-23が誘導されることを確認した。食餌性由来の飽和脂肪酸であるパルミチン酸やステアリン酸は炎症誘導作用を有することが報告されている。これらの脂肪酸により樹状細胞からのIL-23産生が増強されるかを現在、検討している。また、同様にマウス骨髄細胞からGM -CSF刺激にて樹状細胞を誘導し、ヒト樹状細胞同様にTLR7/8刺激により炎症反応が誘導されるか、また食餌性由来の飽和脂肪酸による炎症反応の増強がみられるかを検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ヒト末梢血単核細胞およびマウス骨髄細胞から樹状細胞を分化誘導および脂肪酸の活性化の条件設定に時間を費やしているが概ね予定通り進んでいる
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Strategy for Future Research Activity |
飽和脂肪酸による刺激後の樹状細胞におけるトランスクリプトーム解析およびヒストンのアセチル化などエピジェネティクス修飾の変化について解析を進める。
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