2023 Fiscal Year Research-status Report
関節液由来線維芽細胞の免疫表現型解析による関節リウマチの病態解明への挑戦
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21K08448
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
若林 邦伸 昭和大学, 医学部, 准教授 (80595596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯崎 健男 昭和大学, 薬学部, 教授 (00439358)
矢嶋 宣幸 昭和大学, 医学部, 教授 (70384360)
西見 慎一郎 昭和大学, 医学部, 助教 (70834000)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / 関節液 / 線維芽細胞 / 滑膜線維芽細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで申請者は、関節リウマチの関節液由来接着細胞からポドプラニン陽性線維芽細胞を培養し、滑膜組織由来線維芽細胞と同様のサブセットが存在すること、初代培養において再燃群と初発群および血清反応陽性群と陰性群で主要なサブセットが異なることを明らかにしてきた。また、継代培養ではポドプラニン陽性線維芽細胞は増加し、特定のサブセットに均一化していくこと示してきた。 2023年度は、引き続き患者検体数を増やし、フローサイトメトリー解析により関節液由来の線維芽細胞を構成するサブセットの検討を進めるともに、線維芽細胞のサイトカン発現と構成するサブセットとの関係を評価した。TNF-α刺激によりIL-6,IL-8,MCP-1,MMP-3, VEGFのmRNAおよび蛋白発現は増加し、滑膜由来線維芽細胞と類似することが示された。また、無刺激培養液上清中のMMP3濃度と特定のサブセットの割合に正の相関関係があることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
滑膜検体が集められず、臨床データを用いた解析も進まなかったため、やや遅れていると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度も、引き続き患者検体を増やし、フローサイトメトリー解析により、関節液由来線維芽細胞を構成するサブセットの検討を進める。臨床データを用いて治療反応性の違いなどの臨床像と初代培養細胞のサブセットに関係があるかを解析する。
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Causes of Carryover |
患者検体数を増やした解析が進まなかったため、次年度の使用額が生じた。次年度使用額を利用し、フローサイトメトリー解析を継続し、臨床データとの関係を解析していく計画である。
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