2023 Fiscal Year Research-status Report
膵β細胞は自らが産生するGABAにより内分泌機能を維持している
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21K08523
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Research Institution | Nihon Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
宮田 茂雄 日本薬科大学, 薬学部, 准教授 (40366836)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 糖尿病 / GABA |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス膵島β細胞特異的にGAD67を欠損するマウス(GAD67-βKO)とRip-Creのみを発現する対照群マウス(Control)の膵島内分泌細胞面積比について計測した。その結果、GAD67-βKOマウスとControlマウスの膵島を構成する内分泌細胞の面積比に大きな違いは認められなかった。このことから、膵島β細胞においてGABAが産生できなくても、膵島を構成する内分泌細胞の構成比率には影響を与えないことが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者の異動により、新たな所属機関において実験環境を整備する必要が生じた。その結果、今年度に実施する予定であった計画を十分に遂行することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、遺伝子改変マウスの受け入れ準備を行っているところである。準備が整い次第、本研究で使用する遺伝子改変マウスの繁殖および実験を再開する。
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Causes of Carryover |
申請者の異動により、新たな所属機関での実験環境の整備などに時間を費やした結果、予定していた研究を完了することができず、計画に遅れが生じた。今年度に実施できなかった研究については次年度に実施する予定であり、そのため次年度使用額が発生した。
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