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2023 Fiscal Year Research-status Report

Establishment of quick and simple thyroid cancer detection method by fluorescent probe in cytology

Research Project

Project/Area Number 21K08586
Research InstitutionDaito Bunka University

Principal Investigator

日野 るみ  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60451770)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大城 聰  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30160485) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords甲状腺 / 癌 / 検出法 / 蛍光プローブ / 細胞診 / 癌特異性 / 細胞株
Outline of Annual Research Achievements

<目的> 癌特異的に蛍光性を有す蛍光プローブ法は癌特異的かつ短時間で検出できる方法である。パイロットスタディで甲状腺乳頭癌特異的に光る蛍光プロー
ブを見出している(Hino R et al. Thyroid research, 2018)。そのプローブを用いた蛍光プローブ法を臨床的実用化にあたり(1)乳頭癌特異性をより確実にす
る為に多数の手術検体で検討する事、(2)細胞診検体へ応用していく必要があると考えた。今回は特に蛍光プローブ法の癌特異性について検討していく。<対象と方法> 甲状腺乳頭癌に対する蛍光プローブ法について、多数の甲状腺腫瘍あるいは非腫瘍性疾患を用いた検討を追加する。臨床検体については、福甲会やました甲状腺病院に協力いただき、倫理申請が済み、実際に複数の検体について提供して頂いている。検体は蛍光プローブ用の生検体とパラフィンブロック検体である。それらの検体の中には濾胞癌も含まれており、乳頭癌以外に濾胞癌特異的な蛍光プローブも見出す予定である。
<現時点での進行状況> 今回やました甲状腺病院から送っていただいた検体は濾胞性腫瘍及び非腫瘍性疾患である。それらの検体について、まずは癌特異
的なプローブを用いて癌特異性の検討を行った。同時にパラフィンブロックを薄切しHE染色で組織型を確認した。細胞株を用いて蛍光プローブの癌特異性について検討している。
<結果と考察> これまでの結果から乳頭癌特異的蛍光プローブが濾胞癌にも特異的である可能性もあるが、濾胞癌に特異的な新規の蛍光プローブを見出す必要性も見えてきた。現在症例数を増やし検討中であるが、濾胞癌の診断は組織診断以上に細胞診で極めて困難であるので、濾胞癌特異的蛍光プローブを見出せば、臨床検査学的意義は高い。また、同時に蛍光プローブの癌特異性について細胞株を用いた実験で興味深い結果を得ている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

甲状腺乳頭癌に特異的な蛍光プローブは比較的早く見出すことが出来、査読付き英文論文で発表する事ができたが、甲状腺濾胞癌については、濾胞癌特異的な蛍光プローブ選定の段階で困難を呈している。濾胞癌は濾胞腺腫との鑑別が臨床的にも病理学的にも困難な事が多く、この点がまず問題で、施設間で病理診断がずれている可能性もあり、間接的に濾胞癌特異的蛍光プローブの選定を困難にしている。そこで、確実に転移をきたしている症例だけを集めて行う事も考えたが、そうすると症例がなかなか集まらないという問題に直面している。いづれにしても工夫が必要である。

Strategy for Future Research Activity

甲状腺乳頭癌は甲状腺全体の約9割を占めており、比較的症例が集まりやすいが、一方で濾胞癌は約5%とかなり頻度が低い為、症例を集めることに時間がかかっている。確実に濾胞癌という方法は、転移をきたしている症例だけを集めるという方法があるが、それではさらに時間がかかる。いづれにしても症例を揃えるのに時間を要す。そこで、症例を集めて濾胞癌特異的プローブ検討をすることと並行して、蛍光プローブの癌特異性について細胞株を用いて検討している。細胞株はGGT(γ-glutamyltranspeptidase)陽性細胞株を用いている。一部に興味深い結果がでているので、引き続き蛍光プローブの癌特異性についての検討を続けていく予定である。

Causes of Carryover

前年度に濾胞癌特異的蛍光プローブ検索の段階で時間がかかってしまい、実験が計画通り進まなかった為、前年度の繰り越しが生じた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 新WHO分類分化型高異型度がんについての症例検討2024

    • Author(s)
      日野るみ
    • Organizer
      第36回日本内分泌外科学会
  • [Presentation] ヒト癌細胞株におけるγ-グルタミルトランスペプチダーゼ (γ-GTP) の癌特異的経路の病理学的検討2024

    • Author(s)
      三ツ木啓晃、吉橋諒太、日野るみ
    • Organizer
      第56回日本医療検査科学会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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