2022 Fiscal Year Research-status Report
次世代新規脊髄髄膜瘤胎児治療の開発ーマイクロデバイスを用いた胎児再生誘導治療
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21K08617
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
渡邊 美穂 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40791728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 聡 立命館大学, 理工学部, 教授 (50288627)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 胎児治療 / 再生誘導治療 / 脊髄髄膜瘤 / 低侵襲治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で行う1細胞スフェロイドの適正化、2ラット・ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いたデバイス評価、3ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルでの短期治療成績の目的の内、2の段階でトラブルシューティングを行いながら、3の準備を行っている最中である。 2では、ラット胎仔モデルを用いてデバイスの固定力を検討中であるが、従来使用していたデバイスが外的刺激ではがれやすいものであったので、デバイスのデザイン変更、吸引システムの変更、サイズの変更、素材の変更などを行い固定力の向上を目指した実験を行っていた。現行のモデルであれば、水中での接着力は依然弱いものの、空気中の接着力は再現性をもって改善、さらにある程度湿った環境下での接着力も向上した。 今後もラット胎仔モデルを用いながら適正化実験を継続し、十分な固定力を得られたら、ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いて動物実験を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや予定よりは遅れているが、このまま継続すれば最終的には目的は達成される見込みである
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で行う1細胞スフェロイドの適正化、2ラット・ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いたデバイス評価、3ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルでの短期治療成績の目的の内、2の段階でトラブルシューティングを行いながら、3の準備を行っている最中であるため、このまま継続し半年以内には3の実施を行いたいと考えている
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Causes of Carryover |
昨年度ラットとウサギを使用する予定であったが、デバイスの開発に遅れを生じておりラットのみを使用した動物実験を行ったため予定額を使用する必要がなかった。今年は昨年度使用する予定のウサギを使用する予定であるので今年分に上乗せした。
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Research Products
(3 results)