2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of fluorescent probes for diagnosis and treatment of pediatric surgical diseases
Project/Area Number |
21K08640
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
城田 千代栄 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦野 泰照 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20292956)
神谷 真子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (90596462)
内田 広夫 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40275699)
檜 顕成 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (90383257)
田井中 貴久 東邦大学, 医学部, 臨床准教授 (30378195)
住田 亙 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70437044)
牧田 智 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20718415)
横田 一樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60721090) [Withdrawn]
滝本 愛太朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (30848966)
安井 昭洋 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (80882828)
岡本 眞宗 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60894251)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 蛍光プローベ / ヒルシュ スプルング病 / 小児悪性腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒルシュスプルング病患児6名の検体から36 (一人あたり6つずつ、6×6)のライセートを作製し、11セットのスクリーニングを行った。各検体に共通する有効なプローブ候補はなさそうであった。次回は、アセチル化のプローブを使用してスクリーニングを行う予定である。2.5倍以上の差がつくプローブを探すのが目標であるが、みつからない場合には、いくつかの検体で順位が高いものを候補のプローブとしてイメージングにトライする予定である。また、ヒルシュに有用といわれている他の免疫染色に関連したプローブも検索する予定である。検体採取も含めて、ヒルシュスプルング病に関してはこのまま継続していく予定である。
悪性腫瘍の検体では、化学療法前かつ正常部と病変部を確実に採取できたものが自演の対象となる。腎芽腫2例は採取できたが、神経芽腫などは基本的には化学療法中心の治療であり早期発見の症例でないと適した検体が採取できない。スクリーニングのためには、少なくとも3症例以上の検体が必要であり、検体の採取に時間を要することが予想される。今後も症例を集めるとともに、過去の検体で保村しているものが使用可能かどうか、多施設共同研究で検体の採取ができないかなど新たな検体採取の道を探索する予定である。悪性腫瘍症例では同一疾患で3症例以上収集できた疾患がなく、引き続き検体収集を継続し、3症例集まった時点でスクリーニングを行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
手術症例が例年より少なく、検体の収集が進んでいない。 ヒルシュスプルング病の検体では、有効なプローブが見つからずスクリーニングの手法の改善が必要。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き検体採取に努める。 免疫染色に関連するプローブを新たに検索する。
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Causes of Carryover |
検体採取の遅れにより、実験が次年度に繰り越されたが、検体の収集が完了し次第、スクリーニング実験に必要なプローブや、ライセート・タンパク定量機器などを購入する予定である。
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