2022 Fiscal Year Research-status Report
局所進行胃癌に対する術前補助化学療法の個別化を目指したバイオマーカーの検索
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21K08688
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
青山 徹 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00628266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 貴 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 部長 (10448665)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 胃癌 / 化学療法 / 予後因子 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
胃癌における各種バイオマーカーの検索を行った.検討の結果,血液検査データを用いた各種炎症栄養マーカーが胃癌における予後因子としての役割が明らになった.具体的には,Systemic Inflammation Score (SIS)やControlling Nutritional Status (CONUT) などが有望なバイオマーカである可能性が示唆された.SISは,リンパ球単球比率及び血清アルブミン値から算出し、蛋白合成能及び免疫能を反映している.検討の結果,SISの1をカットとして,SIS high群とSIS score low群の2群に分けると5年の生存率はそれぞれ,SIS low群で78.9%、SIS high群で55.6%であった.さらに,全生存に関する単変量多変量解析からSISは独立した予後因子であった.またCONUT scoreは,アルブミン値、総コレステロール値、リンパ球数から算出し,蛋白合成能・脂質代謝能・免疫能を反映している.検討の結果,CONUT score 2をカットオフとしてCONUT score high群とCONUT score low群の2群に分けると3年及び5年の生存率はそれぞれ,CONUTlow群で93.6% と88.6%、CONUT high群で82.7% と73.6%であった.さらに,全生存に関する単変量多変量解析からCONUT scoreは独立した予後因子であった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
血液検査データを用いた予後因子解析は終了したが,マイクロアレイを用いた検討は現在解析中であり,今後マイクロアレイを用いた解析進めていく予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
マイクロアレイを用いた遺伝子解析を進めていく予定である.
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Causes of Carryover |
コロナ感染の影響で学会参加に制限が生じたため次年度使用額が生じたが、2022年度の残金と2023年度分の請求額で国際学会や国内学会に参加予定である。
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