FDG集積と生物学的悪性度の関係に着目した膵癌の網羅的プロテオーム解析

2022 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K08727
• Research Institution: Jichi Medical University
• Principal Investigator: 前田 晋平 自治医科大学, 医学部, 助教 (90455824)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: 膵癌 / PET / バイオマーカー / プロテオミクス

Outline of Annual Research Achievements

予後の明らかな2010年から2017年までの膵癌切除症例をリスト化し、臨床病理学的因子や治療内容、予後情報をデータベース化した。そのうち、腫瘍径が3cm以上あり、化学療法開始前にFDG-PET検査を施行し、原発巣のFDG低集積なもの20例、原発巣のFDG高集積なもの20例を網羅的プロテオーム解析対象として抽出した。本研究では網羅的プロテオーム解析を起点とするため、解析対象が基準を満たしているか丁寧な確認が重要である。各症例のFFPE組織を用いて、プロテオーム解析に必要なプレパレーションを行った。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

プロテオーム解析対象の確認操作に時間を要し、プロテオーム解析終了には至っていない。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、研究実施計画に基づき本研究を遂行していく。

Causes of Carryover

プロテオーム解析の遅れに伴い、当初予定していた支出額を満たさなかった。引き続き、研究実施計画に基づき本研究を遂行していく。