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2021 Fiscal Year Research-status Report

革新的治療法開発を目指した食道胃接合部腺癌の網羅的ゲノム解析

Research Project

Project/Area Number 21K08736
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

原田 和人  熊本大学, 病院, 特任助教 (70608869)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬場 秀夫  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20240905)
岩槻 政晃  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (50452777)
今村 裕  公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 医長 (70583045)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords食道胃接合部腺癌 / ゲノム / 次世代シークエンサー / 個別化治療
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、術前化学放射線療法により組織学的完全奏功をした症例と治療に対して抵抗性を示した症例をExome/RNA sequencingを用いて比較することで、治療感受性に基づいた網羅的なゲノム解析を行うことである。
MD Anderson Cancer Centerで術前治療として化学放射線療法がおこなわれて手術された症例で組織学的完全奏功をした症例20例と治療抵抗性を示した症例20例の治療前凍結組織よりDNAとRNAを採取した。DNAとRNAのクオリティーチェックを行い、NovaSeq6000を用いたExome/RNA sequencingを行った。ゲノムデータは現在解析に提出中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

組織学的完全奏功をした症例20例と治療抵抗性を示した症例20例からDNAとRNAを採取し、次世代シークエンサーにかけるまでは順調に進行している。シークエンサーのデータ解析は専門家による解析が必要であり、現在解析を依頼中である

Strategy for Future Research Activity

今後の研究方針としては、シークエンサーの解析結果を待って進めていく。同定された候補因子はシークエンス、qRT-PCR、免疫組織化学染色等の方法を行い、多数例の臨床サンプルを用いて検討する予定である。食道胃接合部癌由来の細胞株を用いて、候補因子の評価を行い、抗癌剤、放射線感受性との関連を検討する。臨床検体から採取されたCancer Associated Fibroblast (CAF)、Tumorassociated macrophage (TAM)、Tumor-Associated Neutrophils (TAN)などの間質細胞と癌細胞との共培養による腫瘍微小環境評価等を行う予定である。

Causes of Carryover

理由:試薬、消耗品については、医局内保管のものを使用することができた。また、旅費については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により学会開催形式がハイブリッド開催へ変更となる事が多く出張が減った為、未使用額が生じた。

使用計画:試薬、消耗品の購入費に充てたいと考える。また、試薬、消耗品の購入及び研究データの管理、資料整理を行ってもらうための事務補佐員の雇用経費に充てたい。最新の研究情報を得るため、及び、研究成果発表のための学会出張旅費にも充てたいと考える。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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